中村獅童が、28日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に長男・陽喜くん、次男・夏幹くんと共演。親子について語った。
父が早くに歌舞伎を廃業。そこで祖母に歌舞伎の舞台に立ってみたいと志願し、この世界へ飛び込んだという獅童。「同じ楽屋に親子が入るという経験をしたことがなかった」と振り返りながら、「子どもが同じ歌舞伎の世界に入って、歌舞伎の楽屋に大人用の鏡台、彼らの鏡台が並んだとき、初めて『家族で歌舞伎座の舞台に立たせていただくんだ』と実感したと述べた。今回、歌舞伎座の楽屋の写真も公開。獅童が初舞台に立ったときの鏡台は今、陽喜くんが使っているそう。
また師匠のいない獅童は母が叱咤激励してくれたという。母からは「父親がいないあなたは偽物の歌舞伎役者なんだから本物の歌舞伎役者になれるよう努力しなさい」とアドバイスされたと回顧。
2013年、73歳で亡くなった母。獅童は「(母が)亡くなるまでダメな息子だった」と反省。今2人の息子と挨拶周りをしている獅童は、「小さい子供を持って初めて親の苦労が分かる」と話していた。