ラーメン好きが高じて、オリジナルブランド「木久蔵ラーメン」を作りビジネスを展開していた木久扇。あるときスペインへの出店が決定した。だがスペイン人は猫舌の人が多いため、アツアツのラーメン食べられないという致命的な問題が。
またスペインには当時、昼寝の時間があったそうで、客の回転率にも影響。1回転であっけなく終わってしまったそう。しかもスペイン人はプライドが高く、4人テーブルに1人が座ると、誰も相席しないというトラブルが。
ほかにも、日本で半年間研修してもらった店長を現地に送りこんだところ、当時勃発していた湾岸戦争の兵士として駆り出されてしまったと回顧。そこで何の知識もない掃除のおばさんが急きょ厨房に立つことに。ところが、しょうゆとタレが同じ色をしているため区別がつかず、しょうゆでスープを作ってしまい、多くのクレームを受けていたと話していた。