柳楽優弥、韓国のファンからの“大好きです”告白に「カムサハムニダ」と笑顔
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
同作は、乃木坂太郎が2019年から『ビッグコミックスペリオール』(小学館)で連載し、累計発行部数が250万部の同名コミックスが原作。連続殺人犯の死刑囚にプロポーズすることから始まる衝撃の獄中サスペンスで、主人公・アラタと死刑囚・真珠との頭脳戦や二転三転する展開が魅力。物語の鍵を握る連続殺人犯にして死刑囚の品川真珠役は黒島結菜が演じている。
韓国・プチョン(富川)で4日からスタートした同映画祭。レッドカーペットに登場した柳楽は「韓国に来るのは4回目ですが、これまでは日本の外の映画祭に参加させて頂いているイメージだったのが、今回でもっと身近なものに変わりました。温かく迎えてくれるキャパシティーを持った人たちが多いんだと改めて感じましたし、だからこそ、また作品を持ってきてチャレンジしたいと思いました」と感慨深げな様子。翌日のワールドプレミアを前に堤監督は「緊張します。でも柳楽さんの顔面芸術をぶつけたいと思います」と意気込みを語っていた。
そして、5日に実施されたワールドプレミアでは、柳楽が韓国語で「감사합니다(カムサハムニダ)」と挨拶すると会場は大盛り上がり。「久しぶりの舞台挨拶ですが、皆様と良い時間を過ごせたらと思っております」と挨拶した。司会から拘置所でガラスを叩いて結婚を申し込むシーンについて聞かれた柳楽は「割と暴力を振るうキャラクターを演じることが多い中で、今作では(これまでに)あまり言わないようなセリフを言うシーンの撮影が多かったです。監督を信じてやりました」と話すと、堤監督も「恥ずかしかったということですか?すいません」とジョークを飛ばすなど、2人の信頼関係が垣間見えた。
会場に集まったファンからの質問コーナーも開催。「人生を生きる上でのこだわりはありますか?」と聞かれた柳楽は「一生懸命に生きること。14歳の時に『誰も知らない』でカンヌを受賞してから、16歳で堤監督と初めて『包帯クラブ』という作品で出会い、またこうして作品を一緒に作れました。夢に向かってコツコツ進んでいきたいです」と話した。また別のファンからは「(『包帯クラブ』が大好きで)私のお部屋には包帯が巻かれています。大好きです」と告白され、柳楽から「カムサハムニダ」と笑みがこぼれる場面もあった。
最後に柳楽は「今まで釜山映画祭も入れると4回、節目節目の時に韓国に来ることができて、とても感謝しています。これからも韓国の映画に刺激を受けたり、皆様にお届けできる作品を持って来れるように、成長していきたいです」と話すと、大きな拍手とともにワールドプレミアは幕を閉じた。
《KT》
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