なんと、今の事務所に入るきっかけは、家の前で拾った飛行機のチケットで、その持ち主が当時の社長・花村ひろ子氏(現会長)だったという。
事務所名のFMGはファッション・モデル・グループの略で、「事務所に行った時は、うちはビジュアル重視だから、一回そこに戻しましょう」と言われ、モデルウォークとかもさせられたと回想。キレイなモデルさんばかりだったと話した。こうした松尾の役者人生は『拾われた男』(著者;松尾諭)としてエッセイ本として出版され、実写ドラマ化されている。
また、会長に言われ井川遥の運転手もしていたことがあったという。松尾は「撮影現場のケータリングを持ってきて車のなかで食べ、夜は夜で井川さんにご馳走になって…夢のような仕事でした」と笑った。井川はいまだに優しく、頭が上がらないという。
松尾は「SP 警視庁警備部警護課第四係シリーズ」(フジテレビ)が転機となり、数々のドラマに出演。9月8日からは舞台『ワタシタチはモノガタリ』も控えている。