前回に引き続き、今回もスタジオを飛び出しての出張収録。群馬県の高崎市立北小学校から放送される。ちなみに、同校は昭和の総理大臣、中曽根元首相の母校だそう。主役はこの小学校の卒業生で、2人が実際に過ごした学び舎で、同級生たちが見守るなか、当時を思い出しながら新婚トークを繰り広げる。
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夫は高齢者向けの配食弁当店を経営、妻はイラストレーターという2人。出会いは小学校で、1学年2クラスしかないながらも、同じクラスになったことは一度もなかったという。お互いの存在は知りつつも、中学1年生で初めて同じクラスに。観覧にも来ていた友人に誘われ、男女3対3でディズニーランドに行ったこともあったが、その後は卒業アルバムにメッセージを書く程度の関係だった。
中学卒業から15年後、友人の誕生日会で再会。それから1年も経たないうちに、その会に参加した友人から妻のもとへ、夫の大病を報せるショッキングなLINEが届いた。当時、体調が優れず病院で検査をしたところ、今すぐ治療を開始しなければ数ヵ月の命だと告げられたという夫。入院から約1週間後、病室に届いたのが妻のイラストだった。
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夫の趣味に合わせたモチーフで、細かいところにメッセージがしのばせてある仕掛け。絶望のなか、それを読み解く数分間は、病気のことを考えずにいられてありがたかったと夫は噛みしめる。その後、夫は主治医から、自身の病が難治性のものだと告げられる。治療できる確率は、ほぼ絶望的。当時を回想する夫は、涙で言葉に詰まってしまう。しかし、そんな状況のなか、何枚ものイラストを贈ってくれた妻。現物を見せながら、そこに込められた思いを振り返る。やがて奇跡的に治療が可能となり、手術も成功して夫は退院となる。
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ドン底の自分を救ってくれた妻に、どうしてもお礼がしたいと、夫は妻を誘うが、とうの妻は、軽くお茶するぐらいだと思っていたものの、誘いの目的地は小学校の課外授業で行った妙義山だった。そこで、友達以上の感情が芽生える出来事が。一方の夫にも、それまで意識していなかった妻に対し、心境の変化が訪れる。告白するなら出会った場所でと、妻を母校の小学校へと連れだし...。
告白の舞台は、母校のシンボルだった巨樹、エノキの前。そこで一体どんな告白をしたのか?出張収録ならではの再現が繰り広げられ、同級生たちも思わず赤面する。さらには同じく母校で決行されたプロポーズも再現され、仲間からのヒューヒューが止まらない。