ことの発端は、20日に放送された特別番組『超RIZIN.3 全力・感動・勇気・挑戦 生放送スペシャル』（テレビ埼玉）。番組内で手越が国歌独唱をすることが発表され、放送後、手越本人も自身のインスタグラムを通して「お二人の戦いがより熱く、会場にいる方も配信で見ている方も心が燃えるような試合になるように心を込めて国歌斉唱したいと思います」と意気込みを語っていた。
しかしこの発表を受けて、朝倉未来は「俺はRIZINフェザー級のベルトを取りに行くから、あのベルトはいらない 盛り上げるために気を利かせてくれた運営には感謝します 試合前の国家斉唱とかはなしにしてください リングに上がったらすぐ戦いたい」とXに投稿。朝倉の投稿を見たファンからも「国歌独唱はマジでいらん」といった意見が数多く寄せられていた。
これを受け、事務局は「事前に我々から選手サイドへの説明不足」があったとしたうえで、「大きな反発を招くことになってしまいました」と説明。加えて「選手からの一方的な発信に乗じた人たちから手越さんへ直接、誹謗中傷やヘイトメッセージがSNSで送りつけられる事態」になったと明かし、「手越さんには『自分の大好きな格闘技、注目の一戦に花を添えられるのであれば、是非』という思いで引き受けていただいたにもかかわらず、ご不快な思い・悲しい思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
さらにこのような状況を受け、手越本人と話し合いの場を設けたところ、「手越さんからは『あくまで試合や選手が主役。ボクは少しでもそれを盛り上げられればという思いで引き受けた。しかし、それが望まれていないのであれば今回の国歌独唱は辞退させてほしい』というお話をいただきました」と報告。続けて本試合における国歌独唱は取りやめになったと発表した。
同投稿には「手越さんは仕事を受けただけで非難受けまくるのは可哀想」「手越さんは悪くないので何だか複雑な気持ち」などと、1,000件近くのコメントが寄せられており、Xでは「手越祐也の国歌独唱中止」がトレンドを飾っていた。
※コメント全文（RIZINの公式X）
