19日の22時~22時45分、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業の最前線を捉えた特別番組『100カメ×福島第一原発』がNHKで放送される。
同番組は、原発事故から13年が経過した福島第一原発の廃炉作業現場に100台の固定カメラを設置し、作業員たちの日々の奮闘を記録したもの。撮影交渉から2年4ヶ月、1,000時間以上の映像素材が集められた。
番組では、放射線量の高い建屋付近での作業や、作業員のヘルメットに取り付けたカメラによる映像などにより、これまで見ることのできなかった廃炉作業の実態が明らかになる。被ばくを少しでも抑えるための工夫や、全国から集まった職人たちの技術、そして作業員たちの素顔も捉えているという。
番組制作を担当した小林涼太ディレクターは、「今この瞬間に福島第一原発では、どんな人たちがどんな作業をしているのか知りたい」という思いで企画したとコメントを寄せている。