2025年1月から放送されるNHKの新たな夜ドラ「バニラな毎日」の制作が発表された。孤独な人々の心をお菓子が癒やすスイーツ・ヒューマンドラマで、主演は蓮佛美沙子が務める。
蓮佛が演じる主人公の白井葵は、パティシエとして洋菓子作り一筋に生きてきた人物。本格フランス菓子への強いこだわりをもち、他人に頼らず自分に厳しい性格だが、お菓子教室で心に痛みを抱えた人たちと出会い、自分自身を見つめ直していく。
また白井を巻き込んでお菓子教室を始める料理研究家・佐渡谷真奈美は、永作博美が演じる。原作は賀十つばさによる小説で、脚本は倉光泰子が担当。音楽はjizueが手掛ける。
■蓮佛美沙子コメント
友達でも知り合いでもない人と、一緒にお菓子を作る。そこから生まれるセラピーのような、はたまた“独り”を感じるような不思議で心地よい時間は、心の奥底にしまった宝箱をそっと開けるように、愛おしい感覚をたくさん届けてくれます。否が応でも頑張り続けなくてはならない、立ち止まることが許されにくい現代で、ほんの少しでも、甘いバニラの香りと共に“誰でもない自分”になれたら。そこから得られるパワーって、実はすごいんじゃないかな、と思う日々です。永作さんと共に、誠心誠意向き合っていけたらと思います。
■永作博美コメント
自然に泣いたり笑ったりする日常…自然に涙がじわっとしたり、不意打ちにフッと笑ってしまってなんだか恥ずかしいような、心が軽くなるようなそんな時間が流れるように、このドラマを届けられたらなぁと思っています。最初の挨拶であんまり甘いものは好きではありませんが…などと無礼な言葉を発していた私ですが、撮影が始まり、次から次へと出てくる穏やかな香りや美しいお菓子たちに、舌はもちろん、全体的にいい感じにとろけてきてます笑。皆さんの固くなってしまったモヤモヤも溶け出すのは必至だと思います。贅沢な時間をどうぞ楽しみにしていて下さい。