現在公開中のオリジナル長編アニメーション映画『ふれる。』が、第26回プチョン国際アニメーション映画祭(BIAF)で3つの特別賞を受賞した。
同作は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』、『空の青さを知る人よ』などを生んだ3人が再集結して作り上げた作品。監督を長井龍雪、脚本を岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督を田中将賀が手がけている。
物語の主人公・小野田秋役にKing & Princeの永瀬廉。幼なじみの祖父江諒役に坂東龍汰、井ノ原優太役に前田拳太郎といった豪華キャストが揃っており、主題歌はYOASOBIの初となるアニメーション映画タイアップ楽曲『モノトーン』が起用されている。
同作が今回受賞したのは、観客の人気を集めた作品に贈られる「Korean Society of Cartoon and Animation Studies Presidentʼs Prize」(韓国漫画アニメーション学長賞)、音楽を評価した「DHL Diversity Prize」(DHL多様性賞)、韓国映画雑誌キノライツが選ぶ「Kinolights Prize」(キノライツ賞)の3つだ。上映会には約300名の観客が集まり、涙を流す場面や笑い声が響くなど、現地でも高い評価を受けた。
また上映後の舞台挨拶では、長井、岡田、田中が作品に込めた想いを語り、観客からの質問にも答えた。