12月11日に発売される『Quick Japan』vol.175(太田出版)の表紙が解禁された。同誌では乃木坂46卒業後も俳優・モデルとして活躍する齋藤飛鳥が表紙を飾り、巻頭特集にも登場する。
同誌は通常版とQJストア限定版という2つの形態で発売され、それぞれ巻頭16ページのフォトストーリーが完全別カットで収録される。通常版「To The Wonder」では、読書や映画を通じた齋藤の思考の旅を表現し、限定版「escape」では不思議なモチーフとの化学反応を写し出す。撮影は、写真家・小見山峻が担当した。
また誌面では、本人へのロングインタビューや関係者・スタッフによる証言などを通じて、齋藤の美学と信念に迫る90ページ総力特集を展開。特集の第一部「『齋藤飛鳥』を形づくるもの——映画、文学、音楽」では、大きく影響を受けた12作品について語られ、映画では昨年公開のヴィム・ヴェンダース監督『PERFECT DAYS』、戦後の横浜で夜の街を生きる少女を描いた中平康監督『月曜日のユカ』、文学では以前からファンを公言している大江健三郎の作品、“調査報道のバイブル”と呼ばれた清水潔のノンフィクション、村上龍やカズオ・イシグロなどの名作が紹介される。そして音楽についても、これまで本人の口から語られることのなかったお気に入りの楽曲についてたっぷり語られている。
さらにロングインタビュー「齋藤飛鳥は世界をどう見ているのか」では、グループ卒業前後から現在の仕事に至るまでの心境の変化を訊ねていく。
そのほか齋藤と仕事をともにした10人のクリエイターによる証言集「齋藤飛鳥クロニクル 孤高の少女から稀有なる表現者へ」では、乃木坂46映像プロデューサー・金森孝宏、「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」「春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46」のディレクションを担当した本信光理が、グループ時代からの歩みをそれぞれの視点から語る。さらに映画『映像研には手を出すな!』監督の英勉、乃木坂46『ここにはないもの』MV監督の小林啓一が俳優としての齋藤の魅力について分析している。
なお、QJストア限定版は未公開アザーカットを使用したスペシャルカバーとなっており、売り上げの一部は「能登半島地震」の復興支援に寄付される。裏表紙と第二特集に登場するのは、ダンス&ボーカルグループ「BE:FIRST」のSHUNTO、RYOKI、LEOだ。