12月23日に発売される結婚情報誌『ゼクシィ』（リクルート）の2月号巻頭グラビアに、俳優の舘ひろしが登場。私服コーデで74歳の花婿姿を披露した。
『ゼクシィ』がさまざまなクリエーターとコラボレーションし、「結婚式って自由なんだ！」というメッセージを伝える連載企画。今回は舘が考える理想の結婚式を実現した。テーマは「英国文化を尊ぶ映画のようなリバイバルウエディング」で、幼いころから触れることが多かったという英国文化を採り入れ、映画のワンシーンのような結婚式を形にする。
舘が英国文化に興味を持ったのは、英国紳士的な育て方をされたのがきっかけだったそうで、「僕のじいさんはシュッとしていて、突然スリーピースを着て『菊を見に行く』と言って出かけるような人だった」と語る。また、舘は「装花は白で。結婚式は新婦が花だから、それ以外に目立つ花はいらない」「生演奏はロックバンド。畏まりがちな場だからこそ、押しつけがましくない楽しさを」など、細部までこだわりを見せる。ポイントは「もてなされる人の気持ちになってもてなす」という言葉の通り、これまでの経験から紡がれた舘流の気遣いにあふれていた。
さらに際立っていたのは舘の佇まいで、現場にはグレーのバスローブで登場。撮影の衣装の多くも自身の私物で、「ネクタイは30年前くらいに買って、自分の結婚式でも使ったもの。オーダーのモーニングコートは背中に綿を詰めて体に合うようにしている。ベストを着るときは懐中時計を持つようにしていて、これも親父の形見だね」と語る。
撮影後のインタビューでは、「どうしたら格好よくいられますか？」という質問に対し、「僕も格好よくいられているわけではない。ただ、『紳士であること』が舘家のモットーで、僕は『紳士は自己犠牲』だと考えています」と答えた。また、「例えばテーブルマナー。女の人のために椅子を引いてあげるとか。大切にしてきちんと向き合うというのが大事だと思います」と舘流ダンディズムのヒントを語った。
YouTube「ゼクシィ TV」アカウントでは、舘が考える結婚式の密着動画が公開中だ。
