上白石萌音、重岡大毅との共演に「私も信頼してますよ」 映画『35年目のラブレター』お披露目試写会 | RBB TODAY

上白石萌音、重岡大毅との共演に「私も信頼してますよ」 映画『35年目のラブレター』お披露目試写会

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『35年目のラブレター』3月7日(金)全国公開 配給:東映 (C)2025「35年目のラブレター」製作委員会
『35年目のラブレター』3月7日(金)全国公開 配給:東映 (C)2025「35年目のラブレター」製作委員会 全 3 枚
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 映画『35年目のラブレター』のお披露目試写会が、2月3日に開催。同作に出演する笑福亭鶴瓶、原田知世、重岡大毅、上白石萌音、くわばたりえ、安田顕といったキャスト陣が集結し、撮影時のエピソードを披露した。

 同映画は戦時中生まれで、読み書きができないまま大人になった夫が、妻へのラブレターを書くために奮闘するというストーリー。主人公・西畑保役を鶴瓶、その妻・皎子役を原田、西畑夫妻の若かりし頃を重岡と上白石が演じるほか、夜間中学教師の谷山恵役には安田、お隣さんの光江役にはくわばたがキャスティングされている。

 主演の鶴瓶は冒頭の挨拶で、「3月7日の公開までだいぶあるなと思ってたんだけど、あっという間にこの日が来た。いい映画なんで最後まで楽しんでいただきたい」と話し、妻・皎子役を演じた原田も「素晴らしい映画になっています。最後まで楽しんでいただきたいです」とあふれる思いを打ち明けた。

 これから観客に作品を観てもらうことについて、今の気持ちを聞かれた鶴瓶は、「本当に出れてよかった。自分でも良かったと思うし、自分でやらなきゃと思えた」と手ごたえを吐露。同様の質問に対して原田は、「早く見てほしいという気持ちが強かった、出演しているのにも関わらず客観的に見てこの作品大好きだなと思えたし、本当は今日みなさんと一緒に席に座って観たいです」という想いを話した。

 西畑夫妻の若かりし頃を演じた感想を問われた重岡は、「この役柄を演じさせていただくと聞いたとき、(皎子役が)上白石さんで本当によかった。10年前に共演してそれ以来だったのですが、すごく安心できました。何かやることに遅いことはないというこの映画のメッセージを伝えられたら」と回答。間髪いれずに上白石も「こちらこそ」「私も信頼してますよ」と言い、抜群のコンビネーションによる掛け合いを披露した。

 続けて同様の質問に上白石は、「尊敬している役者さんなので私もご一緒できたことが嬉しいし、自分たちが将来鶴瓶さん・原田さんになるという未来へのわくわくも抱きながら撮影を進められました。想像を超える温かさがあったので、早く皆さんにも温まってもらいたいです」と会場の期待を誘った。

 そして安田は撮影時に心掛けたことを聞かれると、「実話を基にした作品だと脚本を読んで知った、そして読んでみて何でもやろうと思えました」と力強くコメント。さらに「共に学ぶという部分を抱えて演じたい」と考え、役作りのために自主夜間中学へ見学に行ったことを明かした。鶴瓶との共演については「ずいぶん前からお世話になっている。僕のことをいい役者だ、もっとセリフやってくれ、と周りに言ってくださったり。こんな方に僕はなりたいと思っています」と信頼を打ち明けている。

 一方でくわばたは、「素敵な作品、その中に出させてもらったことが本当に光栄で、観終わった後に(登場人物の)個々の今までの人生を振り返っていろんなことをしていきたいと思える作品だと思います」と挨拶。若かりし頃と現代の両パートに出演していることについて、「衣装さんとメイクさんのお力で各年代を演じることができた。父に写真を送ったところ誰?と言われました」と語り、会場の笑いを誘った。

 最後に監督・脚本を務めた塚本連平は、「この話を知ったとき絶対に映画にしたいと思いました。最高のこの人にこの役をやっていただきたい、このキャストで映画が完成した。そしてお客様に観ていただけることで胸がいっぱいです」と話し、「温かい気持ちになれる、そして誰かにありがとうと言いたくなる映画です。来てくださってありがとうございます。そして(脚本上で)文字で書かれた人物たちを素敵に演じてくれたキャストの皆さん、ありがとう」と感謝を伝えた。

 締めのメッセージでは、原田が「鶴瓶さんとご一緒出来て幸せでした。皎子さんが保さんの傍にいるように鶴瓶さんの傍にいました。そうすることで自然と皎子さんが近づいてきました。西畑さんたちの長い人生を自分が体感したような不思議な感覚でした。きっとあったかい気持ちになれる作品です」とコメント。鶴瓶は「本当に幸せな撮影期間だった。今日会えるのも楽しみにしていた。ちょっとした親戚のような。この映画には夫婦の良さ、人間の愛が詰まっていると思います」と言い、会場から大きな拍手を送られた。

 映画『35年目のラブレター』は、3月7日より全国の劇場で公開される予定だ。

《ハララ書房》

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