広瀬すず、プロデューサーと大喧嘩の過去告白「急に、何で?と思って」 | RBB TODAY

広瀬すず、プロデューサーと大喧嘩の過去告白「急に、何で?と思って」

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©︎2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会 配給:キノフィルムズ
©︎2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会 配給:キノフィルムズ 全 5 枚
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 22日、映画『ゆきてかへらぬ』の公開記念舞台挨拶に、広瀬すず、木戸大聖、岡田将生、キタニタツヤ、根岸吉太郎監督といった豪華キャストが登壇した。

 ステージに登壇した広瀬は「この映画のお話をいただいてから、かなり長い年月を経て、昨日初日を迎えることができて。そして今日も観ていただけたこと、うれしく思います」とあいさつ。さらに根岸監督が「かなり長い期間をかけて、この映画と関わってきたので、今日を迎えられて夢のようです。今日は皆さんに温かく迎えていただいてありがとうございました」と呼びかけた。

 

 あらためて撮影を振り返った広瀬は、「当時は無我夢中でやっていたんですが、撮影は2年前なので。2年たってから観て、こんなシーンがある、こんなシーンがあったんだと、記憶をたどるような時間になってしまって。客観的に観ることができなかった。だから逆に皆さんからいただいた言葉とか、伝えてくださった感想などを通じて、こういう風な映画になったんだということが多いからこそ、皆さんの言葉が聞きたいです」としみじみ語った。

 男女3人の友情、尊敬、嫉妬が入り混じる激しく“赤い青春”を目が眩むほどの熱量で放つ本作。そこで今回は登壇者たちの“赤い春”エピソードについてそれぞれ発表することに。

 キタニは「自分は高校の時にバンドをやってて。それが青春だったんですけど、けっこうワンマンでやっていて。バンドメンバーに厳しく熱血指導してしまった結果、安定したメンバーに恵まれずに、今こうしてひとりでやっています」と返答し、会場は大笑い。さらに「中也イズムが続行したまま、赤い春が今でも続いています」と付け加えるキタニだった。

 さらに岡田が「僕も高校卒業の直前くらいに軽音学部の方々とライブをすることになって。今まで楽器に触ったこともないのに、メンバーに入ってドラムをたたくことになって。無我夢中で練習してました。メンバーには学校の先生も入っていてみんなでやるという感じで。当日まで一生懸命ドラムの練習をしていたんですが、一曲目で足がつってしまってたたけなくなったという悲しい思い出があります」と発表し会場を沸かせた。

 続いて広瀬が「10代の頃にはじめてドラマの主演をやらせていただいたことがあって。毎話少なくとも10ページはあるセリフというか、スピーチをしていくシーンがあって。プロデューサーさんと打ち合わせをしていたんですが、急にひとりにされてしまって。それは自分で頑張れというプロデューサーさんのメッセージだったんですけど、16歳だったので急に何で? と思って大げんかをしました。その時に赤いブレザーを着ていたので、赤といえばケンカしたという話です」と明かした。

 そして木戸が「最近ゲームにハマって。オンラインゲームをしているんですけど、僕はお店でも知らない人と話すのが好きで。ボイスチャットをオンにしてやっていたんですけど、たまたま小学生の子とゲームをやることになったんですが、どうやら僕のせいでゲームオーバーになってしまったみたいで…『何してるの!』とめちゃくちゃ怒られた。最近はここまで怒られることもなかったから、感情的になったというよりはごめんなさいという、赤い春でした」と苦い話を付け加え、会場を沸かせた。

■ストーリー

京都。まだ芽の出ない女優、長谷川泰子(広瀬すず)は、まだ学生だった中原中也(木戸大聖)と出逢った。20歳の泰子と17歳の中也。どこか虚勢を張るふたりは、互いに惹かれ、一緒に暮らしはじめる。価値観は違う。けれども、相手を尊重できる気っ風のよさが共通していた。東京。泰子と中也が引っ越した家を、小林秀雄(岡田将生)がふいに訪れる。中也の詩人としての才能を誰よりも知る男。そして、中也も批評の達人である小林に一目置かれることを誇りに思っていた。男たちの仲睦まじい様子を目の当たりにして、泰子は複雑な気持ちになる。才気あふれるクリエイターたちにどこか置いてけぼりにされたようなさみしさ。しかし、泰子と出逢ってしまった小林もまた彼女の魅力に気づく。本物を求める評論家は新進女優にも本物を見出した。そうして、複雑でシンプルな関係がはじまる。重ならないベクトル、刹那のすれ違い。ひとりの女が、ふたりの男に愛されること。それはアーティストたちの青春でもあった。




《RBBTODAY》

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