ディズニープラス スターで19日から配信開始となる『ガンニバル』シーズン2の配信を記念して、TOHOシネマズ新宿にて、全世界最速上映イベントが開催された。キャストの柳楽優弥、笠松将、吉岡里帆、志水心音、吉原光夫、恒松祐里、倉悠貴、澤井一希、片山慎三監督が登壇し、見どころを語った。


同作は累計発行部数400万部を超える二宮正明の同名コミックの実写ドラマ。2022年12月末、ディズニープラス スター日本発オリジナルシリーズとして配信されるやいなや、日本ドラマのクオリティを超えた作品として大きな話題に。衝撃的なストーリー展開と一度観たら逃れられない強烈な没入感は、SNS上でも大きな盛り上がりを見せ、多くの熱狂的なファンを生み出した。



主演を務めた柳楽は、会場に集まった大勢のファンに向けて「みなさんお集まりいただきありがとうございます。胸を張って送り出せるシーズン2が仕上がりました。今日は楽しんでいってください」と挨拶。
続けて笠松は「僕たちだけの宝物が今日と明日からみんなのものになっちゃうのが少し寂しくもあり、楽しみでもあり、ドキドキワクワクしております。そういう感情を抱き、ここで共有できるのがすごく幸せです」と胸の内を語り、吉岡は「先ほど裏でガンニバルは日本の作品の中で最も世界で見られているドラマだと聞き、こんなに誇らしいことはないなと思いました。シーズン2もぜひ早く皆さんに見ていただきたいです」と喜びを述べた。

また、片山監督は「シーズン1からさらにスケールもアップしていて、キャストの皆さん一人ひとり輝いて良い演技をしていただきましたので、その辺りも楽しんでいただけたらなと思います。」とコメントし、完結編となるシーズン2への自信をあらわにした。

シーズン2の注目すべきところは?という質問に対して柳楽は「村との対立構造が決着に向かっていくので、物語の進むペースがすごく上がります。アクションシーンも増えるし、単純にエンターテインメントの入り口としても面白くて。実はシーズン2から見始めるのもアリかなって思ってます」と熱弁。
片山監督も「アクションシーンをどう迫力を出すかすごく考えました。あと日本のドラマにはないような派手なカーアクションだったりとか、そういったところを意識して作ったので、ぜひ注目していただきたいです」と、こだわりのポイントを語った。
シーズン2からの参加となった恒松は「もちろんプレッシャーはありました。原作を熟読して、原作の村人に虐げられるシーンをスマホの待ち受けにして、復讐心を日々蓄積していって撮影に臨みました」と独特な役作りの方法を明かした。

同じくシーズン2から参加した倉も「本当にこの作品が好きだったので、お誘いいただいたときは断ろうかと思ったほどでした。今もすごくプレッシャーを感じています。狂っていく様を演じるのは初めてで、すごく勉強になる作品でした」と緊張ながらも強い思いで撮影に臨んだことを打ち明けた。
イベントの途中には、26日に35歳の誕生日を迎える柳楽へのバースデーサプライズも行われた。作中で家族役の吉岡と志水から、大きなケーキを渡され、笑顔を見せた柳楽は「ありがとうございます!」と喜びを伝え、会場はあたたかい雰囲気に包まれた。続けて35歳の抱負を聞かれると、「『ガンニバル2』を世界にぶちかましたいですね。Jドラマをみんなで盛り上げて、新たな時代を築きたいです」と意気込みを見せた。


最後に柳楽から「僕がこの作品を通じて強く感じるのは大切な人を守るという心です。それは後藤家にも、阿川家にもあって、それが入り混じる物語だと思います。とても普遍的なテーマを扱った作品なのでぜひ楽しんでいってほしいです。そして『SHOGUN』という作品からものすごく僕たちも刺激を受けましたし、日本のドラマをディズニーさんを通じて世界に見せていきたい、新たな道を切り開いていきたいと強く思っていますので、応援よろしくお願いします」と作品への期待を膨らませる力強いコメントでイベントは幕を閉じた。

『ガンニバル』シーズン2はディズニープラス スターで3月19日(水)より独占配信。