NewJeans(NJZ)が“独自活動”を禁じる仮処分決定に異議を申し立てており、その審理が本日(4月9日)、非公開で行われる。
ソウル中央地裁では本日14時から、NewJeansメンバー5人(ミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘイン)が提出した仮処分への異議申立てに関する審問が行われる予定だ。3月7日に開かれた仮処分申請の審理は傍聴が可能だったが、今回は非公開で行われる。
先立って所属事務所のADORが申し立てた仮処分は、3月21日に裁判所によって全面的に認められている。当時、裁判所は、ADORがNewJeansとの専属契約に基づいてマネジメント権限を有しており、メンバーは事前の承認なしに独自の活動を行ってはならないという判断を下した。
これに対してNewJeans側は、グループ“生みの親”でもある元ADOR代表ミン・ヒジン氏の解任による混乱などを理由に、“契約義務の不履行”を主張したが、裁判所は認めなかった。むしろ、NewJeansが一方的に専属契約の終了を通告したことが、ADORのマネジメント業務を妨害したと指摘している。

また仮にNewJeansが別のグループ名で活動を再開した場合、ADORのブランド価値に深刻な損害を与える可能性があるとも言及された。ここで言及された別グループ名とは、ファンからの公募によってメンバーたちが決めた「NJZ」とみられる。
こうした判断を不服とし、NewJeans側は3月21日に裁判所へ異議申立てを行った。その直後、香港の音楽イベントへの出演を最後に、活動の一時中断を発表した。
さらに4月4日には、公式インスタグラムのアカウント名を「njz_official」から「mhdhh_friends」へと変更。これまでの投稿もすべて削除されており、新たな道を模索している兆しと受け取られている。
今回の異議申立てによって、果たして仮処分の判断が覆るのか。法廷の判断に注目が集まっている。
◇NewJeans(NJZ)プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、「NewJeans」として電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートイン。所属事務所ADORとの紛争のなか、2025年2月7日にグループ名を「NJZ」に変更すると発表した。