大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースの“韓国の日”を輝かせた。
大谷は4月17日(日本時間)、本拠地ドジャー・スタジアムで行われているコロラド・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、1回裏の1打席目で先頭打者ホームランを放った。
前日のロッキーズ戦では4打数無安打1四球と沈黙したが、この日は初回からバットが火を吹いた。
ロッキーズ先発ヘルマン・マルケス(30)の137kmのナックルカーブを完璧に捉え、打球速度178.6km、打球角度32度、飛距離130.1mの特大弾を右翼スタンドへ運んだ。打った瞬間にホームランとわかる圧巻の一撃だった。
「大谷の一発が“韓国の日”を盛り上げた」
1回表で先制を許したドジャースだが、大谷の一発で試合を1-1の同点に戻した。大谷は15日のロッキーズ戦以来2試合ぶり6号目のホームランを放っており、6本のうち5本がソロホームランとなっている。
大谷は打者一巡によって1回裏で再び打席に立つと、二死二塁からマルケスの初球ストレートを攻略。打球速度174.6kmのハードヒットを放ち、初回からマルチヒットを記録した。結局、マルケスは直後に降板となり、ドジャースは初回だけで本塁打2本含む7安打1四球で一挙7点を奪うビッグイニングを作った。

同日の試合はドジャースが毎年開催している「コリアン・ヘリテージ・ナイト」として行われているだけに、大谷の一発はイベントをより大きく盛り上げている。
大谷は昨年3月に「MLBワールドツアー・ソウルシリーズ」で韓国を訪れた際、SNSに韓国国旗の絵文字と韓国式の“指ハート”を投稿して話題を集めた。
高校時代の2012年に出場した「第25回AAA世界野球選手権大会」で韓国を初訪問した大谷は、「MLBワールドツアー・ソウルシリーズ」の記者会見で「韓国は自分が一番好きな国の一つだ。再び韓国に来てプレーすることができて嬉しい」と話している。
なお、この日は韓国系アメリカ人のトミー・エドマン(29)も「6番・二塁手」で出場中だ。彼も1回裏の1打席目は死球で出塁し、存在感を見せている。
ドジャースは今回のイベントに合わせ、エドマンの韓国名「クァク・ヒョンス」が韓国語で記された特別なユニフォームを制作し、観客に配布している。
(記事提供=OSEN)