史上初となる“野球日韓戦”強化試合が11月に決定した。
日本野球機構(NPB)と韓国野球委員会(NPB)は4月17日13時30分、東京都内で記者会見を開き、来る11月15~16日に東京ドームで「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」を開催することを発表した。
会見にはNPBの榊原定征コミッショナー、侍ジャパンの井端弘和監督、KBOのホ・グヨン総裁、野球韓国代表のリュ・ジヒョン監督が出席した。
なぜ初の“日韓戦強化試合”が実現した?
今回の強化試合は、両国ともにプロ選手で構成された“日韓戦”としては史上初の強化試合となる。ポストシーズンが終了して野球を渇望する両国のファンに見どころを提供し、来年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を控えて代表入りの可能性がある選手の実力とコンディションをチェックする場が必要だという双方の意見が一致して実現した。
KBOは2023年7月に発表した「KBOリーグおよびチームコリアのレベルアッププロジェクト」を通じて、海外チームとの継続的な交流戦を開催し、代表強化を進める計画であることを明らかにしている。
また、2025年は日韓国交正常化60周年を迎える年でもある。

来年3月に東京ドームで開催されるWBCの1次ラウンド・プールCには日本、韓国、台湾、オーストラリア、チェコの5カ国が属している。したがって、今回の強化試合は本大会での真剣勝負を控え、お互いの戦力を事前に探索できる重要な試合になるものと期待される。
今年1月にWBC韓国野球の新監督に就任したリュ・ジヒョン監督は、侍ジャパンとの強化試合が国際大会デビュー戦となる。
リュ・ジヒョン監督は強化試合2試合を通じて国内の選手をチェックし、補完しなければならない箇所を把握する。WBC代表の選手選考と併せて、侍ジャパンの戦力分析にも集中する計画だ。
(記事提供=OSEN)