LE SSERAFIMのチェウォンが“あのネットミーム”を再現した。
4月20日、LE SSERAFIMの初ワールドツアー韓国公演「2025 LE SSERAFIM TOUR ‘EASY CRAZY HOT’ IN INCHEON」が仁川(インチョン)のインスパイアアリーナで開催された。
この日のオープニングを飾ったのは5thミニアルバム『HOT』の収録曲『Ash』。バックダンサーたちの力強い群舞で、会場の熱気は一瞬にして最高潮に高まる。ホ・ユンジンが「意外な曲でオープニングを飾ってみました。大丈夫でしたか?」と問いかけると、場内は大歓声に包まれた。
3rdミニアルバム『EASY』の収録曲『Swan Song』でも、LE SSERAFIMのユニークな魅力が発揮された。カズハがメンバー一人ひとりの個性を活かした“オープニングポーズ”を披露したのだ。
「(ホン・)ウンチェのポーズは長い手足を活かせるようにして、(ホ・)ユンジンオンニ(姉さん)は“ホットガール”なので、日差しを避けるポーズにしてみました」とカズハ。宮脇咲良は優雅なバレエのポーズを披露してメンバーたちの嘆声を誘ったが、「実は3歳のころからバレエを習っていました」「でも、5歳のときにやめました」と告白して会場を和ませた。
チェウォン、“噛み噛み事件”セルフパロディ
そんななか、特に盛り上がりを見せたのは1stフルアルバム『UNFORGIVEN』の収録曲『Fire in the belly』のパフォーマンスだ。というのも、チェウォンが過去にSNS上で大流行した“噛み噛み事件”を自らパロディとして再現したのである。
同曲の冒頭には、チェウォンが「FEARNOT(ピオナ/LE SSERAFIMのファンネーム)!君、私の仲間になれ(ノ ネ トンリョガ テラ)」と力強く言い放つフレーズがある。日本公演では「私の仲間になれ」「うちの仲間にならへん?」と日本語で披露したこともある。
このフレーズを、チェウォンは過去のコンサートで「ノ ネ トドドク」と盛大に噛んでしまったのだ。このシーンがSNSを中心に“ネットミーム”として拡散され、K-POPファン中心に世界中で話題になった。
そして、この日の公演では『Fire in the belly』のパフォーマンス前、周囲のリクエストに応える形で「ノ ネ トドドク」と恥ずかしがりながら再現し、会場のファンを笑わせた。ただ、本番では“完璧な発音”で「ノ ネ トンリョガ テラ」と言い放っていた。

ツアーは今後、5月6~7日の名古屋を皮切りに、13~14日に大阪、6月7~8日に北九州、12日と14~15日にさいたま、7月19日に台北、26日に香港、8月2日にマニラ、9~10日にバンコク、16日にシンガポールとアジア各地で計17公演を行う。9月からは北米ツアーも開催予定だ。
◇キム・チェウォン プロフィール
2000年8月1日生まれ。2018年にMnetのオーディション番組『PRODUCE 48』に出演し、IZ*ONEのメンバーとしてデビューした。透き通るような歌声に定評があり、日本のバラエティ番組出演時には、ZONEのヒット曲『secret base ~君がくれたもの~』のフレーズをアカペラで歌ったことも。韓国では「グループ内で一番均整の取れた体形をしている」とされており、小さな頭や華奢なスタイルがたびたび話題となる。IZ*ONE解散後、2022年5月にLE SSERAFIMのリーダーとしてデビュー。