俳優のキム・ジェウクが、Netflixシリーズ『呑金/タングム』で戻ってくる。
4月23日、雑誌『Singles』は、キム・ジェウクと撮影した写真を公開した。写真の中で彼は、多彩なスタイリングを披露し、洗練された雰囲気を醸し出した。
Netflixシリーズ『呑金/タングム』は、朝鮮時代に最大の商団を営んでいたシム・ヨルグク一家の息子・ホンラン(演者イ・ジェウク)が、記憶を失ったまま12年ぶりに戻ってくるところから物語が始まる。唯一、彼の正体を疑う異母姉・ジェイ(演者チョ・ボア)との間に、次第に得体の知れない感情が芽生えていく、ミステリーとロマンスが交錯する時代劇だ。キム・ジェウクは朝鮮で最高の美的感覚を持つ芸術家であり画家、そして王の兄弟「ハンピョン大君」を演じる。

キム・ジェウクは「韓国では『呑金』というタイトルですが、英語タイトルは『Dear Hongrang』です。ホンランは主人公の名前で、彼を巡るミステリー、サスペンス、ロマンスなどがすべて詰まったドラマです。演出のキム・ホンソン監督とは以前から何度も作品をご一緒していて、今回も私に合うキャラクターを提案していただいたので、迷わず出演を決めました」と出演の経緯について語った。

撮影現場に入る前に準備を完璧に整えて臨むタイプか、現場での呼吸や流れを重視するタイプかという質問に、キム・ジェウクは、「それは作品によって異なります。『呑金/タングム』の場合は、準備せずには挑めない作品でした。時代劇なので、準備をせずに現場に入るわけにはいきませんでした」と話した。
一方で、Netflixシリーズ『恋するムービー』については、「できるだけ肩の力を抜くように意識しました。見た目もそうですし、キャラクターを表現するうえでも、あまり欲を出さないよう意識していました。コジュンというキャラクターは、自分が表現して完成させるというよりも、その場の空気になじみながら自然に表現してみようと思いました」と役に対する深い理解を示した。

キム・ジェウクは『恋するムービー』でこれまで演じてきた役柄とは異なるタイプのキャラクターに挑戦した。彼は、「実は自分は、一度にいくつものことをこなすのが得意なタイプではありません。でも『恋するムービー』のオファーを受けたとき、『呑金/タングム』の撮影が始まり、さらにミュージカル『破果』の稽古にも入っていた時期でした。そんな中、『恋するムービー』の台本が届きました」とし、「こういう役を演じてみたいと思っていたところなので、僕にとってはやらないという選択肢はありませんでした。本当にずっと待ち望んでいたキャラクターでしたし、今逃したら二度と来ない気がして、いちかばちか、とにかくやってみようと心に決めました」と、演技に対する熱い情熱をのぞかせた。
最後にキム・ジェウクに、俳優として今後どんな姿を見せたいかと尋ねた。彼は、「本格的なアクション演技に挑戦してみたいです。でも、もう少し遅いかもしれません。最近はあちこち痛くて…だからこそこれ以上遅くなる前にやってみたいと思っています。そして濃密な恋愛ドラマにも挑戦したいです。これはぜひ記事に書いてください(笑)」と、俳優として意欲を示した。
(記事提供=OSEN)