日本からのオファー蹴った韓国人元メジャーリーガー、兵役のため2年間軍隊へ…除隊後36歳でKBOデビュー目指す | RBB TODAY

日本からのオファー蹴った韓国人元メジャーリーガー、兵役のため2年間軍隊へ…除隊後36歳でKBOデビュー目指す

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日本からのオファー蹴った韓国人元メジャーリーガー、兵役のため2年間軍隊へ…除隊後36歳でKBOデビュー目指す
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元メジャーリーガーのチェ・ジマン(崔志萬/33)が、兵役のため5月から入隊することになった。

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韓国国内でチェ・ジマンのマネジメントを担当するスポーツバイブは4月25日、「チェ・ジマン選手が大韓民国国民として兵役義務を履行するため、2025年5月15日に入隊する予定だ」と発表した。

チェ・ジマンは1991年5月19日生まれの33歳。2009年に東山(トンサン)高校を卒業後、シアトル・マリナーズと42万5000ドル(日本円=約6075万円)で契約し、韓国プロ野球を経由せずアメリカに直行した。

渡米後は長くマイナー生活が続いたが、2016年にロサンゼルス・エンゼルスでメジャーデビュー。以降、ニューヨーク・ヤンキース、ミルウォーキー・ブルワーズ、タンパベイ・レイズ、ピッツバーグ・パイレーツ、サンディエゴ・パドレスなど複数球団を渡り歩き、MLB通算8シーズンで525試合に出場。打率0.234(1567打数367安打)、67本塁打、238打点、190得点、OPS(出塁率+長打率)0.764の成績を残した。

チェ・ジマン
(写真提供=OSEN)チェ・ジマン

昨年には日本からのオファーを拒否も

ただ、パドレスでプレーした2023年シーズンを最後に、MLBの舞台からは遠ざかった。

昨年は日本プロ野球の3球団からもオファーがあったなか、「まだ日本でプレーする時ではない」と拒否し、ニューヨーク・メッツとスプリット契約を締結。だが、傘下マイナーAAAで26試合出場の打率0.191(84打数16安打)、4本塁打、12打点、OPS 0.674と結果を残せず、6月に放出の憂き目に遭ってしまう。

その後は新たな所属先が見つからないまま、2024年が終了。2025年も新天地が決まらず、オフは韓国でLGツインズの春季キャンプに参加し、調整を続けた。当時、チェ・ジマンは報道陣の取材に「韓国と日本を考慮しているが、韓国でプレーしたい気持ちが大きくなっている」とコメントしていた。

結局、チェ・ジマンは韓国球界への復帰を決意し、事実上の“メジャーリーガー引退”を決めた。

しかし、韓国プロ野球の規定上、アマチュア時代に海外球団と契約した選手は、2年間は韓国プロ野球に復帰できないというルールがある。韓国球界から有望な若手選手が海外へ流出するのを防ぐために設けられた、いわゆる“制裁措置”である。

このため、チェ・ジマンが韓国プロ野球でプレーするためには、少なくとも2027年の新人ドラフトを待たなければならない。

また、チェ・ジマンが韓国で選手生活を続けるには、兵役義務の履行が前提条件となる。そのこともあり、チェ・ジマンは韓国プロ野球参戦までの2年の空白期間を活用し、兵役義務を履行することを決断した。

スポーツバイブはチェ・ジマンの入隊に際し、「チェ・ジマン選手は長年にわたり海外で積み上げてきたキャリアのなかでも、大韓民国国民として国防の義務を果たさなければならないという責任感を忘れなかった。そして、ファンの皆さんとの約束を守るため、入隊を決めた。チェ・ジマン選手は兵役義務を誠実に履行する。スポーツバイブも、選手の健康的な服務のために変わらず支援する」と伝えている。

チェ・ジマンが除隊後、韓国プロ野球でプレーすることが決まれば、36歳でのKBOデビューとなる。

(記事提供=OSEN)

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《スポーツソウル日本版》

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