見るもの、聴くものが溢れるK-POP界で、いま特に注目を集めているのが“セルフプロデュースアイドル”と呼ばれる存在だ。
【注目】SEVENTEENやStray Kidsメンバーも!K-POP界の「印税モンスターたち」
自らの楽曲を手がける彼らは、既存のK-POPの音楽にとらわれず、個性あふれるサウンドで新鮮な魅力を届けている。
第3世代はSEVENTEEN、第4世代はStray Kids、そして第5世代ではBOYNEXTDOORがその代表格とされている。自作の楽曲を通じてグループのカラーを明確に打ち出し、人気を獲得しているのだ。
「プロデューサー賞」まで受賞、SEVENTEEN

SEVENTEENは、メンバーのウジがメインプロデューサーとしてグループのほとんどの楽曲の作詞・作曲を担当している。“ヒットメーカー”と称され、デビュー曲『Adore U』から『MANSAE』『VERY NICE』『Don’t Wanna Cry』『Super』『Maestro』まで、さまざまなジャンルの楽曲を、SEVENTEENらしさで彩ってきた。
その実力は、2021年の「Asia Artist Awards」でベストプロデューサー賞を受賞するほどだ。プロデュース能力のあるメンバーを擁するSEVENTEENは、やりたい音楽にとことん挑戦できる環境を強みに、多彩なコンセプトに挑みながら音楽の幅を着実に広げてきた。自由に広がる音楽の世界観こそが、SEVENTEENの人気を支える原動力となっている。
なお、SEVENTEENは5月26日、デビュー10周年を記念する5thフルアルバム『HAPPY BURSTDAY』をリリース予定だ。
「麻辣味の音楽」で注目、Stray Kids
Stray Kidsは、バンチャン・チャンビン・ハンの3人からなるプロデュースユニット「3RACHA」が楽曲制作をリードしている。彼らが手がける楽曲はテーマや歌詞が独特で、新しさを感じさせるものばかりだ。

たとえば「労働ソング」として口コミで人気が広がった『MIROH』や、グループの象徴である“コンパス”をモチーフにした『Broken Compass』、ユニークな歌詞が際立つ『The Tortoise and the Hare』など、K-POPの定型から脱却したスタイルが特徴的だ。
こうした実験的な作品は、やがて“麻辣味の音楽”と称されるStray Kids独自のスタイルへと昇華されていった。大胆な歌詞が印象的な『God's Menu』や『Back Door』で注目を集め、『Thunderous』『MANIAC』『S-Class』など、力強くインパクトのある楽曲で独自性を確立している。
そんなStray Kidsは、6月に日本3rdミニアルバム『Hollow』をリリースする。
“生活密着型”音楽で共感呼ぶ、BOYNEXTDOOR
BOYNEXTDOORは、第5世代を代表する“セルフプロデュースアイドル”だ。中でもジェヒョン、テサン、ウナクの3人は、デビュー当初から積極的に楽曲制作に参加し、自身の感性を音楽に込めてきた。

彼らが築いてきたのは、“生活密着型”という独自ジャンル。誰もが経験するような日常の物語をリアルに描いた歌詞とメロディが特徴で、デビュー作からそのスタイルを明確に打ち出している。
初恋の揺れる気持ちを描いた3部作から、20歳前後の悩みをテーマにした3rdミニアルバム『19.99』、別れの後の心境を描いたデジタルシングル『IF I SAY, I LOVE YOU』など、リアルな感情に寄り添う楽曲が共感を呼んでいる。
彼らはその姿勢を貫きつつ、“ジャンルに縛られず、自分たちのやりたい音楽をやる”という意志を込めた4thミニアルバム『No Genre』を、5月13日にリリースする。
(記事提供=OSEN)
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