BTSのJINとの深い親交でも知られる料理研究家ペク・ジョンウォンが代表を務める外食企業「The Born Korea」が、虚偽広告疑惑でソウル市江南区庁から是正命令を受け、警察に捜査依頼も行われたと、韓国MBCが4月28日に報じた。
今回の騒動は、The Born Koreaが販売する粥の広告で「天然エビ」と表現したことに端を発する。しかし、実際に使用されていたのはベトナム産のエビで、主に養殖されたものだった。消費者が品質や原産地について誤解する恐れがあるとの指摘が相次いでいる。
江南区庁は、「食品などの表示・広告に関する法律」違反を理由に是正命令を通告。The Born Koreaは意見提出期限内に異議申し立てをせず、これを受け入れたという。

また、江南区庁はThe Born Koreaの社員から、「粥に使用されているエビが本当に天然ものかどうか、別途確認していなかった」という趣旨の証言も得たと伝えられている。
さらにThe Born Koreaは別件として、系列ブランドが販売する「モチモチさつまいもパン」でも、外国産の原料を使用しながら「国産農産物」と宣伝していた疑いが持たれており、こちらについても現在警察の調査を受けている。
◇ペク・ジョンウォン プロフィール
1966年9月4日生まれ。韓国の大手外食企業THE BORN KOREA(ザ・ボーン・コリア)の代表取締役を務める外食経営専門家。“韓国料理の巨匠”とされており、タレント活動にも積極的。延世大学社会福祉学科を卒業し、砲兵将校として兵役を務めた。その後、1993年にソウル江南(カンナム)で「元祖サムパプチプ」をオープンして外食産業に参入。チェーン店所有数が韓国最多を記録する企業に発展させた。日本でも「本家」(ボンガ)、「セマウル食堂」「香港飯店0410」「ハンシンポチャ」といった人気店がチェーン展開されている。
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