女優キム・テリと俳優ホン・ギョンが出演したNetflixアニメーション映画『この星に必要な』(原題)のキャラクタースチールが公開された。
5月1日、映画『この星に必要な』は、ナニョン(演者キム・テリ)とジェイ(演者ホン・ギョン)のキャラクタースチールを公開した。
『この星に必要な』は2050年ソウル、火星探査を夢見る宇宙人ナニョンとミュージシャンの夢を諦めたジェイが出会い、夢と愛に向かって進む恋愛映画だ。
そんななか、キム・テリとホン・ギョンがキャラクター設定から実写での撮影、声の録音まで参加して完成させたナニョンとジェイのキャラクタースチールが注目を集めた。
まず、時代とジャンルを越え、限界のない演技を披露してきたキム・テリが火星探査の夢に向かって直進するナニョンを演じた。ナニョンは最先端技術を研究する宇宙飛行士で、25年前に火星で母親が亡くなったことへのトラウマを持つ人物だ。
第4次火星探査プロジェクトの最終選抜を控え、突然プロジェクトから外された後、ソウルに戻って母親の遺品であるターンテーブルを直すために訪れた修理店で偶然出会ったジェイと恋に落ちる。

公開されたスチールは、宇宙服を着て任務を遂行し、2050年の近未来の先端技術がわかるパネルを見ながら研究に没頭するなど、夢に対するナニョンの本気がにじみ出ている姿が目を引く。仕事にも恋にも情熱的な彼女が、運命のように出会ったジェイとどのような恋愛をするのか、好奇心が掻き立てられる。
一方、作品ごとに新たな顔を見せるホン・ギョンがミュージシャンの夢をいったん諦めたジェイを演じた。ジェイは一時、注目されるバンドのギタリストだったが、しばらく夢のことは忘れ、今は古い音響機器の修理店で働いている。
先端技術が定着した2050年代においても依然として“アナログな感性”を持っている人物で、自分の音楽に唯一気づいたナニョンの影響で再び音楽への夢を育てていく。
公開されたジェイのスチールは、ギターを演奏し、上手に音楽ソフトを扱う姿でミュージシャンらしい魅力を精一杯表現している。
ますます速くなる世の中でも自分ならではの“アナログな感性”を持っているジェイが、最先端技術に慣れているナニョンに出会い芽生える異なる2人の恋は、普遍的な恋愛のエピソードとともに感性を刺激する物語で、世界中の視聴者の心を掴む見通しだ。
『この星に必要な』は2人の俳優が声で演技しただけでなく、積極的にキャラクターを作りあげながら一緒に完成させた作品だ。
2人とハン・ジウォン監督は、まずシーンごとの台本読みを通じて人物に対する解釈と意見を交わし、一次的なキャラクター別の声のトーンを掴み、録音をしながらディテールにまでこだわった。
特に、監督はストーリーボードを通じて決められた動きにこだわらず、自由な動きから出てくる細かい表現を盛り込むために実写撮影を行った。

キム・テリは、「実写撮影は監督のコンテにある台詞をすべて覚え、長い演劇のように自由に演技した。その日の動線と演技が作品に実際に反映されたことを見て、キャラクターの感情に息を吹き込む創作過程に女優としてともにしたという点が非常に印象深かった」と伝えた。
また、ホン・ギョンは「舞台で演技しながら感じられるような自由があった。録音をする前に実際の撮影のような体験をしながらキャラクターにさらにアプローチすることができた」と話した。
なお、Netflix初の韓国アニメーション映画『この星に必要な』は来る5月30日に配信予定だ。
◇キム・テリ プロフィール
1990年4月24日生まれ。アナウンサーを夢見て新聞放送学科に入学するも、大学の演劇サークルがきっかけで女優を志す。2016年の映画『お嬢さん』で正式なスクリーンデビューを果たし、一躍脚光を浴びた。その後、映画『ムニョン』『1987、ある闘いの真実』『リトル・フォレスト 春夏秋冬』などに出演。2018年、俳優イ・ビョンホン主演の『ミスター・サンシャイン』でドラマ初出演&初主演を果たす。ドラマ『二十五、二十一』では女子高生役を熱演するなど、高い演技力が評価されている。