K-POPガールズグループMEOVV(ミヤオ)が、さらに深く、そして広がりのある音楽の世界を届ける。
MEOVV(スイン、ガウォン、アンナ、ナリン、エラ)は5月12日、ソウル麻浦(マポ)区のSBSプリズムタワーで、初EP『MY EYES OPEN VVIDE』のリリースを記念するメディアショーケースを開催した。
2024年9月にデビューしたMEOVVは、既存のK-POPアーティストとは一線を画す所属事務所THEBLACKLABELならではのプロデュース方式を取り入れ、全メンバーがそれぞれの個性とアーティストとしての魅力を率直に発揮してきた。
デビューシングル『MEOW』と2ndシングル『TOXIC』で強烈なスタートを切った彼女たちは、非凡なオーラとステージ掌握力で「新人離れしている」と評され、第5世代K-POPガールズグループの先頭を走る存在として注目されている。

「“万能ネコ”という肩書きを狙いたい」
カムバックの舞台に立ったMEOVV。ガウォンは「チームの目標は、“MEOVVらしさ”で新たな姿を見せること。初のEPでその姿をお見せできると思うのでワクワクしている。楽しくパフォーマンスして、観てくださる方々にも楽しんでいただきたい」と語った。
日本人メンバーのアンナは「練習生時代から準備してきた曲でカムバックできてうれしい。新曲もたくさん愛してほしい」と述べ、エラは「今回のアルバムの準備でとても忙しかったけど、自分がどうすればうまくできるかもわかった。今回の活動を通じて自分の可能性を見せたい」と意気込んだ。

ナリンは「初めて挑戦することも多く、新たな一面もたくさん発見した。愛着も大きく、記憶に残る活動になると思う。多彩な音楽と魅力をお届けしたい。ファンと会える機会も多いので、もっと距離を縮めたい」と話した。
スインは「ファンダム名もできて、初のEPもリリースされる。ファンの皆さんとたくさん会えると思うと幸せ。今後の活動も楽しみだ」と述べた。

特にMEOVVは、EP発売に先立ち、4月28日に先行シングル『HANDS UP』を公開。高速で華やかなリズムと独特なシンセサウンドが調和したブラジリアン・ファンクジャンルの楽曲で、中毒性のあるメロディと華麗なパフォーマンスにより、グローバルな注目を集め、Mnetの『M COUNTDOWN』で初の音楽番組1位を獲得するなど、勢いに乗っている。
初の音楽番組1位を達成したMEOVVは「心を込めて一生懸命準備した楽曲を好きになってもらえて感謝している。私たちだけの道を突き進むというメッセージを込めた楽曲で1位を獲れてうれしいし、ファンの皆さんに感謝している」とコメントした。
MEOVVの初EPのタイトル曲は『DROP TOP』で、自分だけの視点で世界に向かって進んでいく姿を感覚的に描いた楽曲。静かなムードで始まり、軽快に広がっていくロック要素を取り入れたポップ曲で、メンバーのガウォンが作詞に参加し、完成度を高めた。

ガウォンは「練習生のときに初めて録音した曲で、MEOVVの中でも一番長く歌ってきた曲。自由さが核心テーマだ。今この瞬間を最も熱く、ありのままに楽しもうという内容で、歌詞を書くときはそうした瞬間を思い出して書いた。私にとって大切な時間はメンバーとの時間だったので、みんなを思い浮かべながら書いた記憶がある」と語った。
ポイントとなる振付について、ナリンは「真似しやすくシンプルな振付が多い。歌詞を直感的に表現していて、自由にドライブするジェスチャーやHIPな挨拶の動作が今回のポイント振付。星を大きく描く動作もあり、できるだけ大きく堂々と描いてほしい」と説明した。

ミュージックビデオについても話題が及んだ。アンナは「決まった演出が少なく、それぞれが思うままに自由に撮影した。自然な姿やリラックスした雰囲気がよく出たと思う。スイン、ガウォン、エラはワイヤーで空を飛ぶ場面もあり、私はナリンと下で応援していた」と語った。
エラは「撮影中、CGの蝶と遊ぶ演技をしなければならなかったが、監督が手で蝶の動きを再現してくれて、それを見て笑いをこらえるのが大変だった」と振り返った。

初EPには、タイトル曲『DROP TOP』のほか、デビュー曲『MEOW』、2ndシングルのダブルタイトル『BODY』『TOXIC』、そして未公開収録曲『LIT RIGHT NOW』など、異なるカラーの楽曲が収録されている。ガウォンとナリンは『TOXIC』『LIT RIGHT NOW』の作詞に参加し、完成度を高めた。
シングル中心のリリースからEP、そしてフィジカルアルバムにまで展開を広げたMEOVVは、「今回のアルバムを通じて、より深く広い音楽の世界に進んでいくつもりだ。ひとつの世界観を見せるアルバム。高く羽ばたく私たちの姿に注目してほしい」と語った。
『LIT RIGHT NOW』の作詞に参加したガウォンは、「練習生時代にナリンやプロデューサーのTEDDYさんと一緒に、自然な会話の中から突然歌詞を書くことになった。コンセプトやインスピレーションというより、そのときの雰囲気をそのまま盛り込んだ」と説明。ナリンは「自然なエネルギーと覚悟が詰まっている」と付け加えた。

今作にもプロデューサーのTEDDYが参加している。アンナは「レコーディングやMV撮影のとき、いい結果を出すためには、自分が納得いくまでやるべきだと言ってくれた。私たちに多くの機会を与えてくれて感謝している」と述べた。メンバーたちは、EP収録曲を状況別におすすめしながら、自信をのぞかせた。
今回のEPでカムバックするナリンは、「今回は“万能ネコ”という肩書きを狙いたい。様々なコンセプトを試しながらも、うまく消化できる姿を見せたい。歌もパフォーマンスも多才で、私たちの象徴である“ネコ”を組み合わせ、“万能ネコ”と呼ばれたい」と語った。続けてガウォンは「唯一無二のアーティストとして成長したい」と意欲を見せた。
なお、MEOVVの初EP『MY EYES OPEN VVIDE』は、5月12日18時より各音楽配信サイトを通じて公開される。
(記事提供=OSEN)
◇MEOVV プロフィール
BIGBANG、2NE1、BLACKPINKなど、YGエンターテインメントの主要アーティストの音楽をプロデュースしたTEDDYがメンバーの選抜から制作まで手掛けたガールズグループ。韓国系アメリカ人のガウォンとエラ、韓国人のスインとナリン、日本人のアンナの5人で構成された。グループ名は「My Eyes Open VVide」の頭文字に由来し、「ミヤオ」という猫の鳴き声を連想させる意味も込められている。2024年9月6日、1stシングル『MEOW』でデビュー。
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