恋愛バラエティ番組『ハートシグナル』シーズン3の出演者であるソ・ミンジェ(改名後ソ・ウヌ)が、妊娠を発表してから8日後、再び口を開いた。
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子どもの父親である交際相手のA氏からは、いまだに連絡がないという。
5月15日、ソ・ミンジェはソウル瑞草(ソチョ)区のON法律事務所で、本サイト提携メディア『OSEN』との取材に応じ、これまでの経緯をすべて打ち明けた。
彼女は、妊娠を知った直後から現在に至るまでA氏の態度が変化したことや法的対応、子どもと自分を守るためにやむなく告発するしかなかった理由を説明した。
妊娠後、A氏に逃げられた…経緯は?
まずソ・ミンジェは、A氏との関係について説明した。

2人は2024年から約7カ月間交際しており、長い付き合いではなかったが、真剣な関係だったという。A氏はソ・ミンジェの妹の結婚式にも出席し、今年2月にはソ・ミンジェの故郷・浦項(ポハン)にある実家を訪ねて両親にも挨拶していた。
ソ・ミンジェは7カ月間ほぼ毎日会っていたとし、「そんな関係だったので子どもができたときも、彼との関係を軽く考えなかった」と語った。
ソ・ミンジェの説明によれば、彼女は4月中旬(19~20日頃)に妊娠を知り、そのことをA氏に伝えた。A氏は「どんな選択でも尊重する」として時間をくれ、責任を取ると約束したという。
悩んだ末に出産を決意したソ・ミンジェは、4月29日に各自が自分の両親に妊娠を報告し、結婚と出産について話し合う場を設けることにしていた。だがソ・ミンジェは、A氏の両親から「子どもを産むなら縁を切る」と伝えられたと話した。
これに対し、ソ・ミンジェは「それは中絶しろという意味ではないか」と反発し、翌4月30日に両家の両親、ソ・ミンジェ、A氏の6人で話し合いの場を持ったという。そこでA氏の両親は「中絶しろとは言っていない。産むかどうかは本人の自由。ただし、子どもを産んでも戸籍には入れない」と述べたとされる。
ソ・ミンジェは「出産は自由にしていいと言いながら、戸籍に入れないというのは、父親として子どもの存在を否定するのと同じだ」と主張した。
約1時間にわたる家族同士の話し合いでも解決には至らず、当人同士で話し合えという言葉を受け、同日夜にソ・ミンジェとA氏はソ・ミンジェの自宅で話をした。ところがA氏は5月2日、「君がそんな態度で出てきて、母親まで怒らせたから、もう君とは話さない。子どもを産むなら法的責任は取る」と一方的に告げ、その後は音信不通に。
以降のやり取りは、ソ・ミンジェがインスタグラムに投稿した内容と一致すると述べた。
ソ・ミンジェは5月2日を最後にA氏と連絡が取れなくなり、自身のインスタグラムにメッセージを投稿した後、A氏の家を訪れ、クラクションを鳴らして面会を求めた。しかしA氏は一切応じず、翌3日の「来るな」「連絡するな」「怖い」といったメッセージを最後に、連絡が途絶えたというのがソ・ミンジェの立場だ。
その後もSNSを通じてA氏との接触を試みたソ・ミンジェだったが、5月4日、A氏はソウル広津(クァンジン)警察署に彼女をストーキング処罰法違反、情報通信網法違反(名誉毀損)、監禁、暴行などで告訴。A氏の弁護士からも連絡を受けたと明かした。

ソ・ミンジェは「弁護士から連絡が来て、ストーキング云々としながら、あなたは執行猶予中だから危険じゃないかと圧をかけられた。私が執行猶予期間であることを強調してきた。それとこれとは別問題だと思う」と当時の困惑を吐露した。
また、彼女がSNSで妊娠を発表し、A氏の素性を明かしたことについては「方法がなかった。何もせず、ただブロックされてしまえばどうしようもなかった」と説明。共通の知人がいるにもかかわらず、彼らを介さなかった理由については「その人たちを巻き込むのは違うと思った。当人同士で解決すべきこと」と一線を引いた。
一方で、A氏側も本格的な対応に乗り出している。
A氏の代理人であるロエル法律事務所は、5月4日に発表した公式声明で「ソ・ウヌ(ソ・ミンジェの改名後の名前)氏は2日、自身のSNSにA氏の顔が映った複数の写真や個人情報を掲載し、3日からはA氏が妊娠を知った直後に一方的に連絡を絶ったように見えるメッセージとともに、勤務先や住所まで投稿している」と指摘した。
続けて「A氏は妊娠を知った後もソ・ウヌ氏と連絡を取り続け、将来について話し合い、両親にもすべて正直に報告した。責任を回避したことはない」と反論したうえで、むしろA氏側は、ソ・ミンジェが4月29日からA氏が言っていないことを問題視し、数十回も電話をかけ、30日にはA氏の家の前でクラクションを約5分間鳴らしていたと主張した。
さらに「A氏を自身の自宅に呼び出し、外に出られないようにして監禁し、暴行も加えた」として、「こうした状況下でA氏は法的措置が避けられないと判断し、ソ・ウヌ氏に対して適切な責任を問う予定だ」とした。
また、「ソ・ウヌ氏のSNS投稿へのコメントや、他のオンラインプラットフォームでA氏に関する憶測や名誉毀損にあたる発言が確認されており、これについても別途対応を検討している。ソ・ウヌ氏にもA氏に対する違法行為を直ちにやめるよう求める」と法的対応の方針を示した。
「話し合いがしたいだけだ」
これを受けてソ・ミンジェはコメントを発表し、再度の対話を求めた。

ソ・ミンジェは、A氏には父親としての「責任」があるとし、「まず感情的な面が大きい。子どもを無事に出産するまでは、父親として最低限の対応が必要だし、子どもが生まれた後は、育児のための経済的な負担も一部は担うべきだと思う。戸籍には入れたくないと言っていたが、それは法的責任を取るという言葉と矛盾しているのではないか」と語った。
また彼女は、「私がメッセージで求めたのも、今すぐの経済的な援助ではなかった。病院に一緒に来てくれることや、子どもの状態を一緒に確認できることなど。いずれ子どもが父親について知っていてくれれば良いと思って、そのためのコミュニケーションの窓口だけでも用意してほしいということだった」と説明した。
「私はお金を要求したわけでもないし、“今さら結婚して”なんてことを言っているわけでもない。ただ私は(彼の言葉を)信じて、だから産むと決めた。そう決心したときは、彼への信頼と、そして子どもの存在が何より大事だった。ある意味、信じていた人に裏切られたような気持ち」と心境を明かした。
ソ・ミンジェはさらに「その裏切りが何よりも心の傷になっているが、それに対して最低限の誠意や慰め、謝罪の言葉でもあれば良かった。でも、彼が取った行動は告訴だった」と、ショックだった気持ちを吐露した。
彼女は、なによりA氏の急激な態度の変化に戸惑ったと語る。「“あなたの意思を尊重する”って言ってたし、“慎重に決めたい”って私が言ったときも理解してくれた。“産む”と伝えたら、“責任を取る”って言ってくれて、“両親にも話す”って言ってたのに、急に人が変わった」と困惑をにじませた。
ソ・ミンジェはA氏との関係が軽いものではなかったとも述べた。「彼はいつも“結婚しよう”と言ってくれていたし、4歳差だけど周りにも“結婚するつもりだ”って言ってた。だからペアリングも早いうちからお揃いにして身につけていた。私も感情的になった部分はあったが、それも妊娠後のホルモンの影響だと聞いた。だから、捨てられるかもと怖かった。子どもと一緒に見捨てられるかもしれないと思ってすごく不安だった。私は助けを求めるつもりなんてなかったし、ただ話がしたくて家に行って話そうとしただけだった」と説明した。
実際に、ソ・ミンジェとA氏はカカオトークでも結婚や出産についてやり取りしていたことが確認されている。

なかでも彼女が特にショックを受けたのは、相手側の弁護士からの言葉だった。「弁護士が“ストーキングで処罰される可能性がある”、“執行猶予中だから気をつけないと”と圧をかけてきた。あまりにも突然でパニックになったし、ストレスで出血して病院に行った。今も毎週、超音波検査を受けている」と明かした。ソ・ミンジェは2024年1月、ヒロポン投与の罪で懲役10カ月・執行猶予2年を言い渡されている。
「A氏は“子どもに対する責任は取る”と言っていたが、実際にその子どもの母親である私が逮捕されるかもしれない状況に対しては、何の配慮もなかったことが本当にショックだった」とも語った。
ソ・ミンジェは、A氏を攻撃する意図はまったくなく、法的な争いに持ち込むつもりもないと何度も強調し、「私はただ、連絡の手段がないから“話し合いがしたい”と言っているだけ。それなのに全然連絡もなくて…。実は私も、こうやって露出されるのは辛い。だけど、本当に方法がない。どうしようもなくて。誹謗中傷も来ているが、それでも今はこの方法しかなかった」と訴えた。
最後に「A氏に伝えたいことはあるか」と尋ねられた彼女は、しばらく沈黙した後、慎重に言葉を選びながらこう語った。
「それでも自分の子どもなのに…。どんな形であれ、自分の子どもなのだから、少しでも子どものために考えを変えて、最低限の人間としての誠意があるなら話をしてほしい。それだけだ。攻撃をしたいわけでも、傷つけたいわけでもなく、こんな極端なやり方しかなかったことも、私自身すごく苦しかったし、これが最善だったと思ってはいない。それでも、理解してほしかった…。もしA氏が“被害を受けた”と感じているなら、それについては警察の捜査で明らかにされるはずであり、容疑についても今後しっかり話していくつもりだ。ただ、それとこれは別の話ではないか。子どものためにも、穏やかに解決していきたい」
(記事提供=OSEN)
◇ソ・ミンジェ プロフィール
1993年7月1日生まれ。2020年3月に放送された恋愛バラエティ番組『ハートシグナル』シーズン3に出演し、顔を知らせた。2022年8月、自身のインスタグラムにWINNER出身の歌手ナム・テヒョンと一緒に撮影した写真を公開し、「ナム・テヒョンがヒロポンを使った」と暴露。その後、恋人関係だったという2人は麻薬類管理に関する法律違反の容疑で起訴され、最終的に2024年1月にソ・ミンジェは懲役10カ月、執行猶予2年を言い渡された。裁判中に「ソ・ウヌ」に改名している。
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