かつて「脱出して復活したい」と語っていた女優ファン・ジョンウム。
『SNL KOREA』で涙の復帰を果たした彼女が、今度は約43億ウォン(約4億3000万円)の横領容疑で再び崖っぷちに立たされている。
最近、ファン・ジョンウムが100%の持分を持つ個人企画会社を通じて、およそ43億ウォンを横領した容疑で在宅起訴されていた事実が遅れて明らかとなり、波紋を呼んでいる。
特に彼女は、会社の資金を暗号資産に投資したことを認めており、初公判では起訴事実のすべてを認めた状態だ。
これについてファン・ジョンウムは「恥ずかしいことでご心配をおかけして申し訳ない」と謝罪し、「会社は自分の芸能活動によって得た収益を基にしたもので、未熟な判断だった」と釈明。「幸い被害者はおらず、個人資産を処分してかなりの額を返済した」とも付け加えた。
しかし、世論の反応は冷ややかだ。

彼女がレギュラー出演していたSBSのバラエティ番組『ソロだから』(原題)は、5月20日の最終回を控えるなかで、彼女の出演分を丸ごとカットするかどうかまで検討されている。制作陣は「所属事務所の立場を待っている」としているが、謝罪後も議論は続いているという。
ファン・ジョンウムは2024年3月、Coupang Playのバラエティ番組『SNL KOREA』シーズン5にホストとして出演し、涙のカムバックを飾った。
これは離婚発表後、初のバラエティ出演であり、かつて公開恋愛をしていたSG Wannabeのキム・ヨンジュンとのエピソードを率直に語るなど、飾らない姿勢で大きな反響を呼んだ。「私はバツイチ」「結婚準備費用の管理」「シュガー・オン・ザ・ラジオ」など、すべてのコーナーで自らの過去の話題を笑いに昇華し、視聴者に新たな一面を見せた。
とりわけファン・ジョンウムは「今度こそ脱出して復活したい」と語り、出演作『7人の脱出』にも触れながら、番組の最後には涙を浮かべて「勇気をくれてありがとう」と心境を明かした。
当時の放送は、視聴者から「ファン・ジョンウムの本心が伝わった」と好評を得て、彼女にとって人生の“第2章”の始まりのように受け取られた。
だが、『SNL KOREA』で束の間の安堵を得たファン・ジョンウムは、今回は法廷で頭を下げることとなった。彼女が再び「復活」という言葉を使える日は、まだ見えていない。
(記事提供=OSEN)
◇ファン・ジョンウム プロフィール
1984年12月25日生まれ。2001年にK-POPガールズグループ「Sugar(シュガー)」でデビュー。2004年に脱退し、翌年にドラマ『ルル姫』で演技を開始。『明日に向かってハイキック』で大きな注目を集め、『ジャイアント』『私の心が聞こえる?』『ゴールデンタイム』『キルミー・ヒールミー』『彼女はキレイだった』など多くの作品で演技力と人気を証明。2020年には『サンガプ屋台』『あいつがそいつだ』で主演を務めた。2016年に元プロゴルファーと結婚し、2児の母となるが、2024年2月に離婚訴訟中と発表した。
■【写真】ファン・ジョンウム、真っ赤なスイムウェアから見えたボリューム感