7月5日午後5時放送の『住人十色』(毎日放送)では、石川県小松市の人気イタリアンシェフ夫婦の店舗兼住居が紹介される。
住人は子どもが1人いる夫婦で、東京からUターンし2024年に妻の地元に家を建てた。住宅街でひときわ目立つ家は、ガルバリウム波板の大きな屋根がインパクト抜群だ。一面ガラス張りで明るく開放的な1階は、夫婦が営む人気のイタリアンレストランとなっている。シェフは妻、夫はソムリエをしている。

東京の有名イタリア料理店に勤めていた住人夫婦は8年前、石川に戻り店をオープンした。4年目にはミシュランガイドに掲載されるまでの人気店となるが、小さな子どものために住み替えを決意。住宅街に151坪の土地を購入し、新たに店舗兼住居を建てたのだった。
住居スペースは2階にある。大きな屋根で隠れているにもかかわらず明るいリビングダイニングキッチンは、広さ30畳、天井高3.7メートルもある。天窓から採り入れた光は、1階との空間を区切るガラス窓を通じて店舗まで届いている。キッチンにはプロの料理人である妻の理想を詰め込んだ。巨大なアイランド型キッチンは、妻の憧れだったオーダーキッチンブランド「グラフテクト」のものだ。換気扇は手入れのしやすさとコストを考えてポータブルの卓上型を採用した。


水回りスペースには、石川で暮らすにあたりどうしても欲しかった空間がある。それがサンルームだ。石川は天気が悪い日が多いため、家の中で洗濯物を干せる場所を作った。おかげで店舗兼住居でもお客さんに生活感を感じさせず、しかも乾いた洗濯物は隣のウォークインクローゼットにかけるだけの家事ラク動線になっている。

店舗兼住居の住み心地は「家がすぐそこなので、子育てしやすいですよね」と夫は話す。そんな夫婦の子どもは将来、料理屋さんとバスケットボールの選手になりたいとか。同番組は7月5日午後5時から5時30分まで毎日放送で放送される。
