東アジアNo.1を決めるE-1選手権。日本代表の森保一監督はDF長友佑都(38、FC東京)をチームキャプテンに任命したが、韓国代表は「Kリーグ8年連続ベストGK」の守護神に腕章を託した。
韓国サッカー協会(KFA)は7月4日、E-1選手権に出場する韓国代表のキャプテンをGKチョ・ヒョヌ(33、蔚山HD FC)が務めることを発表した。副キャプテンにはMFパク・ジンソプ(29、全北現代モータース)が選ばれた。
チョ・ヒョヌはA代表として通算42試合に出場し、ワールドカップ2大会、アジアカップ2大会を経験。E-1選手権も2017年、2019年、2022年と過去3大会に出場している。2018年ロシアW杯ではドイツ戦で好セーブを連発し、“奇抜ヘアーのGK”として海外でも注目を集めた。
現在所属する蔚山でもリーグ3連覇に貢献。前所属の大邱時代を含め2015~2016年の2年連続でKリーグ2年間ベストイレブン、2017~2024年の8年連続でKリーグ1年間ベストイレブンに選出されており、昨季はKリーグ1の年間MVPも受賞した。ホン・ミョンボ監督体制の現代表でも不動の正守護神で、まさに韓国トップクラスのGKと言っても過言ではない。

ドルトムント相手に10セーブの孤軍奮闘
E-1選手権は国際Aマッチ期間外に開催されるため、本来のキャプテンであるFWソン・フンミン(32、トッテナム)含め欧州組は招集が困難。KリーグおよびJリーグ所属の選手26人で構成されたなか、豊富な経験を持つチョ・ヒョヌにキャプテンマークが託された。
最近まで蔚山の一員としてクラブW杯に出場していたチョ・ヒョヌ。チームは3戦全敗でグループステージ敗退に終わったものの、ドルトムントとの最終節では28本のシュートを打たれながら10セーブと孤軍奮闘を見せた。「(クラブW杯で)強い相手と戦い、さらに成長することができた。今回のE-1選手権ではより優れたパフォーマンスを見せたい」と意気込みを語る。
また、E-1選手権を「非常に重要な大会」と強調。「どの選手にもチャンスがある。自分も多くの経験をしてきたが、どれだけ自信を持ってプレーできるかが重要だ。監督のプランに合わせ、責任感を持って試合を準備できれば、良い結果を得られるはずだ」と力を込めた。
韓国開催のE-1選手権では、男子の試合はすべて龍仁(ヨンイン)ミルスタジアムで行われる。韓国代表は7日に中国、11日に香港、15日に日本の順で対戦予定だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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