18日、俳優・福山雅治が所属する芸能事務所アミューズが公式ホームページを更新し、小学館が発行する同日発売の雑誌「女性セブン」および同社が運営するネット媒体「女性セブンプラス」に掲載された福山のインタビュー記事について声明を発表した。
中居正広と元フジテレビ女性アナウンサーをめぐる一連の騒動をめぐり、3月31日に公表された第三者委員会の報告書では「重要な類似事案」として、ほかの男性タレントや男性社員が関与したセクハラ事案や不適切な会合についてまとめられている。その報告書の中では類似事案として「大多亮氏が関係する会合」が挙げられており、「大多氏は、懇意にしている特定の男性有力番組出演者との会合に女性アナウンサーや女性社員を同席させていた事実が確認された。」と報告されていた。
今回、女性セブンプラスは『《激震スクープ》フジ第三者委員会の調査“有力番組出演者”は福山雅治だった!本人は「悩み、考え続けておりました」と70分の取材に応じる』と題した記事を公開し、第三者委員会の報告書の調査で記述されていた「特定の男性有力番組出演者」が福山であることを報じた。
同報道に対し、アミューズは声明文で「フジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会から、今年3月に、福山雅治のヒアリングへの協力要請をいただいておりました。過去にフジテレビ専務(当時)大多亮氏が主催した懇親会に福山が参加したことがあり、その件に関して、第三者委員会からいくつかのご質問をいただきました。」とその経緯を報告。
続けて「大多氏が主催した懇親会に本人が出席したことがあることは事実ですが、あくまで仕事先の会食にお招きいただいたとの認識のもと出席させていただいた次第であり、一連のフジテレビ問題で取りざたされているような問題はありませんでしたが、福山本人の「これはきちんと回答すべきである」という意向もあり、第三者委員会には前向きに協力させていただきました。」と改めて説明した。
一方で、第三者委員会のヒアリング要請に関する記述については「女性セブン本誌の記事中に『報告書によれば、当の≪有力番組出演者≫は第三者委員会のヒアリング要請を多忙を理由に拒否し』という記述がありますが、第三者委員会の報告書には『当委員会は、当該男性出演者にヒアリングを打診したところ、多忙のため対応できないとの回答があり、代わりに当委員会の書面での質問に対して書面での回答があった。』と記載されております。」と説明。また「地方ロケ中でスケジュール的に対面でのヒアリングは難しく、書面での回答となりましたが、ヒアリングには真摯に対応させていただきました。ヒアリングを『拒否』したという事実は一切ございません。」と報道の一部を否定した。
第三者委員会の報告書が公表された際に、福山が懇親会に出席していたことを公表しなかった理由については「性質上、極めて秘匿性の高いものであったため、懇親会参加者の詮索、特定、誹謗中傷といった個人の生活を脅かすような事態にならないように、こちらから名乗り出ることは控えておりました」と説明した。
同日、福山は自身のXを更新し「今回、女性セブンさんからの独占取材を受けさせていただいたことをご報告いたします。」と報告。「第三者委員会の調査に対しては、「きちんと回答すべきである」という意向のもと協力いたしましたが、所属事務所とも慎重に協議を重ねてきた結果、関係者に対しての詮索、特定、誹謗中傷が発生する可能性を鑑み、自ら名乗り出るべきではないと考え、こちらからの発信は控えておりました。」とその判断の経緯を説明した。また「詳細につきましては当該誌面をご確認ください。齟齬や誤解の無いようインタビュー対応することにしました。不安やご心配をおかけしているファンの方には、大変心苦しく思っております。」と心境を述べた。
アミューズおよび福山の報告に、ネット上では「最初は驚きましたが、アミューズさんと福山さんのポストを読んで安心できました」「真摯に対応されたましゃを誇りに思います」といった声のほか、「何が真実かはまだ分からないのでしばらく静観しておこう」「不快だったという報告もあるのに、この対応は失敗な気がするけどな。」などの意見も寄せられている。
※女性セブンプラス『《激震スクープ》フジ第三者委員会の調査“有力番組出演者”は福山雅治だった!』
※アミューズ『福山雅治に関するインタビュー記事についてのご報告』
※福山雅治 インタビュー記事に関する報告(福山雅治の公式X)
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