世界でわずか4社!CancerFree BiotechがOISTアクセラレーションプログラムに採択、日本市場に本格進出 - PR TIMES|RBB TODAY

世界でわずか4社!CancerFree BiotechがOISTアクセラレーションプログラムに採択、日本市場に本格進出

アジアにおけるスタートアップの理想的な拠点として急成長中の沖縄において、CancerFree Biotechは、沖縄科学技術大学院大学(OIST)のスタートアップアクセラレーションプログラムにおいて、世界中から選ばれたわずか4チームのひとつとして採択されました。
OISTは日本内閣府の直轄機関であり、世界的にも名高い研究機関です。研究者のうち50%以上が外国籍であるなど、非常に高い国際性を誇ります。2011年の設立以降、わずか8年で世界的研究機関ランキング「Nature Index」にて世界第9位、日本第1位にランクインするなど、卓越した研究力を持っています。毎年わずか50名の博士課程学生しか受け入れず、最高額の奨学金を提供するなど、非常に競争率の高い研究環境を提供しています。
今回のアクセラレーションプログラムでは、まず25チームが第一段階の選考に進み、オンライン研修とビジネスモデルの検証を経て、12チームが第二段階の沖縄合宿プログラムに参加。最終的に4チームが第三段階に進出しました。選出されたのはCancerFree Biotech、Perseptive、Strout Inc、Tlaloc Blueの4社です。

OISTアクセラレーションプログラムでは、オンライン研修、合宿型トレーニング、デモデイなど多くのプログラムが実施されました。写真はCancerFree Biotechがデモデイにて「オーディエンス賞」を受賞した様子(提供:CancerFree Biotech)

卓越した学術基盤 × 実用的な市場導入が、商業化を加速
近年、日本国内では東京や福岡をはじめとする都市が、大規模なスタートアップイベントやコンテストを通じて、技術移転と産業発展を推進しています。沖縄においても、「KOZAROCKS」などの有名イベントに加え、研究機関とスタートアップ支援機構が連携し、国内外企業との交流を促進しています。
OISTのアクセラレーションプログラムでは、スタートアップに対して資金支援に加え、スーパーコンピュータ、電子顕微鏡、最先端の遺伝子解析装置など、世界水準の研究設備が提供されます。さらに、OISTの研究者が取り組む多様な研究テーマとの協業や学びの機会もあり、ビジネスだけでなく技術的進化にも寄与します。プログラムはオンライン研修、2週間の沖縄合宿、最終選抜の三段階で構成されており、CancerFree Biotechは台湾から初めてこのプログラムに進出した企業となります。
CancerFree Biotechは、患者由来のがん細胞を用いて個別の抗がん剤効果を検証する「Avatar Medicine(アバター医療)」技術により、高く評価されました。この技術は、がん患者により適した治療選択肢を提供するものです。OISTの研究資源と市場ネットワークを活用し、同社は日本市場への本格的な進出を加速させるとともに、将来的には人種差異が腫瘍発生や薬剤反応に与える影響などの研究にも取り組み、個別化がん治療の可能性をさらに広げていく計画です。

CancerFree Biotech創業者兼CEOの陳柏翰(Po Chen)氏。アバター医療を通じて、がんの精密医療に新たな可能性をもたらすことを目指している(提供:CancerFree Biotech)


CancerFree Biotech CEOの陳柏翰(Po Chen)氏は次のように述べています。
「このたびOISTアクセラレーションプログラムに採択されたことは、当社の技術と市場ポテンシャルが国際的に認められた証だと考えています。今回の機会を通じて、日本市場での展開をさらに加速させ、現地の医療機関や研究機関との連携を一層深めてまいります。」

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