
人には人の“虚弱〞がある。
芥川賞作家、エッセイスト、ミュージシャンなど、
虚弱とともに生きてきた、豪華書き手が集結した
史上初・虚弱体質のエッセイアンソロジー!
過眠、不眠、肩こり、倦怠感、頭痛、手足のしびれ、胃腸の弱さ、クローン病、若年性高血圧、自家中毒、めまい、生理痛、胸やけ、胃もたれ、腰痛、膝の痛み、悪夢、アルビノ、自閉スペクトラム、うつ、微熱、嘔吐、漫然と続く不調――。
13名の書き手が、それぞれの虚弱について書き下ろしました。
【タイトル/寄稿者一覧】
自由になってみたい/絶対に終電を逃さない女【著者プロフィール】1995年生まれ。大学卒業後、体力がないせいで就職できず、専業の文筆家となる。様々なWebメディアや雑誌などで、エッセイ、小説、短歌を執筆。単著に『虚弱に生きる』『シティガール未満』、共著に『つくって食べる日々の話』がある。
■X(Twitter)@YPFiGtH
健康だけど元気がない/藤野可織
【著者プロフィール】1980年京都府生まれ。2006年「いやしい鳥」で文學界新人賞を受賞しデビュー。2013年「爪と目」で芥川龍之介賞、2014年『おはなしして子ちゃん』でフラウ文芸大賞を受賞。著書に『ファイナルガール』『ドレス』『ピエタとトランジ』『私は幽霊を見ない』『青木きららのちょっとした冒険』など。
■X(Twitter)@fujinono
虚弱という「横臥者」の視点 宮崎智之
【著者プロフィール】1982年、東京都生まれ。文芸評論家。著書に『平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版』など多数。「随筆復興」を掲げて文芸誌『随風』企画人を務めるほか、ちくま文庫の『精選日本随筆選集 孤独』、『精選日本随筆選集 歓喜』の編集も手掛けている。
■X(Twitter)@miyazakid
クラゲにならない/伊藤亜和
【著者プロフィール】1996年、神奈川県出身。文筆家。学習院大学文学部卒。note掲載のエッセイ『パパと私』で注目を集め、創作大賞2023メディアワークス文庫賞を受賞。同作を収録した『存在の耐えられない愛おしさ』のほか、『アワヨンベは大丈夫』『魔女になりたい』などの著書がある。絵本『モプーはヘンダ』では文を手がける。ラジオやテレビ出演など多方面で活躍中。第19回「わたくし、つまりNobody賞」受賞。
■X(Twitter)@LapaixdAsie
虚弱人生の振り返り、ならびに新たな幕開け/渡辺優
【著者プロフィール】1987生まれ、宮城県出身。2015年、『ラメルノエリキサ』で第28回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2025年、『女王様の電話番』で第174回直木賞候補。著書に『並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし』(エッセイ集)、『自由なサメと人間たちの夢』、『カラスは言った』、『私雨邸の殺人に関する各人の視点』などがある。
■X(Twitter)@watanabe_yu_wat
脳みそグニャグニャ人間の半生/トミヤマユキコ
【著者プロフィール】1979年、秋田県生まれ。ライター、漫画研究者。白百合女子大学准教授として、少女漫画論やサブカルチャー論を教える。著書に『バディ入門』、『労働系女子マンガ論!』、『女子マンガに答えがある! 「らしさ」をはみだすヒロインたち』ほか。NHK高校講座「家庭総合」のMCも務める。
お腹も心も満たされない!/済東鉄腸
【著者プロフィール】1992年千葉県市川市生まれ。エッセイスト、ルーマニア語小説家。著書に『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』『生まれるのも生きていくのもめんどくさい! 超訳シオランの言葉』など。クローン病のせいで自分もいつかは腸を切除するかもという不安の中、そもそも腸を持たない無腸動物という存在を知り心が慰められている。
■X(Twitter)@GregariousGoGo
虚弱のままで夢を見る/清水友佳子
【著者プロフィール】東京都出身。会社員、ピアノ講師などを経て脚本家デビュー。主な作品にドラマ「最愛」「リバース」「わたし、定時で帰ります。」(TBS)、連続ドラマ小説「エール」(NHK)、「月夜行路」「リバーサルオーケストラ」(日本テレビ)、映画「傲慢と善良」「手紙」など。趣味はお菓子作りとピアノと昼寝。根っからのインドア派。
■X(Twitter)@somari0429
「異常なし」/ヒオカ
【著者プロフィール】「ないものにされる痛みを可視化する」をモットーに、貧困・格差・障がいなどの社会問題からエンタメまで幅広く取材・執筆、ラジオ出演等を行う。著書に『死ねない理由』、『ゆるふわ天上人と地底人 住む世界が違うのに出会ってしまったあの子と私』など。毎日大好きな中川家の絵を描いてインスタにアップしている。
■X(Twitter)@kusuboku35
明るい時間に、風呂に入る──虚弱エッセイ試論/中井治郎
【著者プロフィール】社会学者。2023年より文教大学国際学部 専任講師。主な著書に『パンクする京都 ―オーバーツーリズムと戦う観光都市』、『日本の不思議な夫婦同姓 ―社会学者、妻の姓を選ぶ』など。幼いころより「朝礼でぶっ倒れる男子」として名を馳せ、現在でも一日10時間寝る大学教員として同業者から「あの人は本当に仕事をしているのか」と訝しまれている。
■X(Twitter)@jiro6663
可憐たれ!/暮田真名
【著者プロフィール】川柳人。1997年生まれ、東京都出身。川柳結社「蜂」主宰。句集『ふりょの星』、『宇宙人のためのせんりゅう入門』、エッセイ集『死んでいるのに、おしゃべりしている!』、アンソロジー『ゆきどけ産声翻訳機』。
■X(Twitter)@kuredamana
虚弱な私の生存設計/雁屋優
【著者プロフィール】文筆業/医療秘書。アルビノ(眼皮膚白皮症)、自閉スペクトラム(ASD)、うつ病などとともにある虚弱で病者。茨城大学理学部卒業。北海道大学CoSTEP(科学技術コミュニケーター養成プログラム)修了。単著『マイノリティの「つながらない権利」』、共著『発達障害・グレーゾーンかもしれない人のためのお金の「困った!」を解決する本』など。
■X(Twitter)@yu_kariya_write
そんな気がして君を待った/安藤裕子
【著者プロフィール】2003年ミニアルバム「サリー」でデビュー。月桂冠のTVCMに「のうぜんかつら(リプライズ)」が起用され、大きな話題となる。類い稀なソングライティング能力を持ち、独特の感性が物語に対する的確な心情描写を紡ぎ出す。CDジャケット、グッズのデザインや、メイク、スタイリングまで全て自身でこなし、時にはミュージックビデオの監督まで手がける多彩さも注目を集める。近年は執筆・演技など活動は多岐に渡る。
■X(Twitter)@YukoAndo_UCAD
【書誌情報】
タイトル:『虚弱と歩く』
著者:絶対に終電を逃さない女 ほか
判型・ページ数:四六判・192ページ
定価:1760円(税込)
発行:扶桑社
発売日:2026年9月2日(水)
ISBN:978-4594103736
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