<このプレスリリースは8/4/2026に米国で発表されたリリースの抄訳です>

2026年8月4日:米国ネバダ州ラスベガス - Black Hat USA発 - Sysdigは本日、Sysdig Secure CNAPP上に構築されたAIネイティブの新製品「Sysdig Secure AI」を発表しました。AIを活用した攻撃と同じ速度でチームが防御できるよう支援する製品です。Claude MythosのようなフロンティアAIモデルが新たなソフトウェア脆弱性を数千件規模で発見し[1]、攻撃者が数分でクラウド環境に侵入する現在、セキュリティチームは人員を増やすだけでは脅威の速度に追いつけません。Sysdig Secure AIは、業界で最も深いランタイムインテリジェンスを基盤に、最も重要なリスクを発生した瞬間に調査・優先順位付け・修復することで、このギャップを埋めます。マシンスピードの防御を自社に最も適した形で活用する選択肢を提供し、防御側を「操作する側」から「指揮する側」へと変えます。人が目標を定め、AIがそれぞれの環境に合わせた成果を生み出すことで、チームは攻撃を受けてから動くのではなく、常に先手を打てる状態を保てます。
Sysdig創業者兼CTOのLoris Degioanni(ロリス・デジオアーニ)のコメント:
「セキュリティツールは何十年もの間、防犯カメラのような役割を果たしてきました。侵入の様子を記録し、あとから人が確認して対処するというものです。しかし攻撃者がAIを手にした瞬間、状況は一変しました。アラートが届いた時点で、データはすでに持ち出されているのです。いま必要なのは、記録ではなく対処そのものです。自社環境で実際に起きていることにその場で反応し、自ら動く防御が求められています。Sysdig Secure AIはそれを実現します。事業に合わせて形を変え、防ぐべき脅威の速さと動き方に合わせて動きます。」
防御側が脅威に対応できる時間は、急速に短くなっています。脆弱性は、情報が公開されてから数時間以内に悪用されるようになりました。Sysdig脅威リサーチチーム(TRT)は最近、AIエージェントがたった1つの脆弱性を足がかりに、1時間以内で組織の内部データベースに到達する事例を確認しました。さらにTRTは、ランサムウェア「JADEPUFFER」を明らかにしています。攻撃の開始から完了までをAIエージェントが単独でやり遂げた、初めて確認された事例です。自律型の脅威にできることのうち、攻撃者はまだ入り口に手を付けたにすぎません。防御側に残された時間がゼロに近づくいま、AIを活用した防御は導入するかどうかを選ぶ段階ではなくなりました。実際に83%の組織が、サイバーセキュリティへのAI導入を進めているか、導入を計画しています。[2]
働き方に合わせて設計された、AIセキュリティの専門家チーム
Sysdig Secure AIでは、クラウド防御の各領域に特化したAIセキュリティの専門家チームが、詳細なランタイムテレメトリをもとに連携して動きます。脅威やリスクが現れると、次のように協調して対処します。まず環境全体を分析し、いま稼働していて悪用されうる箇所を特定します。次に、共通脆弱性識別子(CVE)が存在するか、そしてそれが攻撃者の手が届く場所にあるかを確認し、ゼロデイの兆候も検出します。そのうえで脅威を封じ込め、あるいはリスクを根本から修復します。
しかし、AIに万能の型はなく、セキュリティチームもまた同じです。組織は規模も業種も適用される規制も異なり、AI活用の段階が同じ組織は二つとしてありません。そこでSysdig Secure AIは、マシンスピードの防御を実践するための方法を3つ用意しています。3つは互いを補完するよう設計されており、どのようなチームでも自社に合った入口を選べます。
- エージェント型AI:SysdigのAIセキュリティエージェントが、自社にとって緊急度の高いリスクを洗い出し、優先順位を付けたリストにまとめます。あわせて、それを解消するための修復策と緩和策も提示するため、脅威が深刻化する前に食い止められます。チームは「望ましい状態」を定義するだけでよく、その達成に向けて動くのはSysdig Secure AIです。
- ヘッドレス・クラウドセキュリティ:Claude、Cursor、CodexなどのAIエージェントを使って業務を進めるチーム向けの選択肢です。Sysdigの知見を活用して技術スタックをまたぐ調査を加速し、最も速く安全な緩和・修復のために設定を調整します。しかもそれを、チームがすでに使っているワークフローの中で実行できます。
- 生成AIアシスタント:Sysdigの生成AIアシスタント(旧称 Sysdig Sage(TM))は、完全に統合されたAIクラウドセキュリティアナリストです。リスクの内容、プラットフォームの使い方、修復の進め方を、チームの誰でも普段の言葉で尋ねられます。
3つのうちどれを選んでも、また組み合わせて使う場合でも、主導権はユーザー企業側にあります。Sysdig Secure AIは、重要な判断が必要な場面では必ず人が介在し、速度が最優先となる場面では自律的に動作します。すべての動作が記録・監査されるため、誰が何を決めたのかが常に明確です。AIを活用したセキュリティの導入をこれから計画する段階にある組織にとっては、引き続きSysdig Secureのクラウドネイティブアプリケーション保護プラットフォーム(CNAPP)が基盤となります。
より優れたランタイムデータが、より強固なセキュリティ成果を生む
Sysdigを他社と分けているのは、データです。AIの実力は、土台となるデータの質を超えることはありません。Sysdigは完全なCNAPPとして、設定(ポスチャ)やアイデンティティからランタイムまで、クラウドを誰よりも広く可視化します。その中核にあるのが、業界で最も深いランタイムインテリジェンスです。これは3つの源から生まれています。Sysdigが収集する詳細なテレメトリ、Sysdig TRTによる長年の最前線での調査、そしてオープンソースのランタイム脅威検知エンジンFalcoです。Falcoはこれまでに2億回以上ダウンロードされ、Fortune 500企業の60%に採用されています。こうした土台があるため、Sysdig Secure AIは机上のリスクではなく、いま実際に動いている環境のリスクに基づいて判断できます。
Sysdig Secure AIには、専門家が書いたスキルがあらかじめ組み込まれており、クラウド防御の各分野に合わせて最適化されています。そのため、チームがゼロから設定を作る必要はありません。さらに、使い続けるほど各組織の働き方に合わせた調整が進みます。何が正常な状態で、何が重大な問題で、どの資産が最も重要なのかを学習し、稼働期間が長くなるほど判断の精度が上がっていきます。
効果は数字で確認できます。Sysdig Secure AIは、リスクにさらされる時間を短くし、脅威が深刻化する前に封じ込め、調査・報告・チケット処理といった繰り返しの作業をAIに任せられるようにします。人間の専門家のみで対応する場合と比べ、10倍以上の調査件数を88%低いコストで処理できます。たとえば、ある脆弱性調査には現在、熟練アナリスト3名がそれぞれ45分をかけ、費用は約135ドルかかっています。Sysdig Secure AIを使えば、同じ調査をアナリスト1名が15分以内、16ドルで終えられます。16ドルのうち、トークン費用は約3.75ドルです。
暗号資産取引所、シニアセキュリティエンジニア、Frederic Alex氏のコメント
「今日の脅威の速度に追いつくだけの人員を確保することは、現実には簡単ではありません。だからこそ、限られた人手で対応できる範囲を広げるAI活用型のセキュリティが不可欠になります。Sysdig Secure AIは、いまのチーム体制のままで導入できます。優先順位は専門家が決め、詳細なランタイムデータを使った重い作業はAIエージェントが担います。これにより、リスクを把握することと解決することの間にある隔たりを埋められます。1時間単位で変化する脅威環境の先を行き続けられるのは、このやり方があるからです。」
SonderMind社、プラットフォームエンジニアリング マネージャー、Teo Lopez氏のコメント
「Sysdig Secure AIが他と違うのは、当社の環境で実際に動いているものを見て判断する点です。だからこそ、検出されたもののうち本当に重要なものに、その場で対処できます。メンタルヘルス領域のテクノロジー企業として、クライアントの個人情報を守ることは譲れない条件です。Sysdigのおかげで、当社は自分たちのやり方でAIをセキュリティ体制に取り入れることができ、リスクが実際に減ったことをほぼすぐに数値で確認できました。AIを前提にすべてを作り直す準備が整うまで、待つ必要はなかったのです。」
提供開始について
Sysdig Secure AIは、本日より一般提供を開始します。既存のSysdig Secureをご利用中のお客様は、担当アカウントチームまでお問い合わせください。その他の詳細をご希望の方は、デモをお申し込みください。
脚注
[1] Anthropic「Project Glasswing: Securing critical software for the AI era」2026年4月
[2] Information Systems Security Association (ISSA) and Omdia, “New Study Shows 83% of Organizations Are Adopting AI for Cybersecurity, But Cyber Pros Say the Job Has Become Harder,” 2026年6月
参考資料
- Sysdig Secure AIのサイトはこちら
- ブログ:Sysdig Secure AI のご紹介:AIセキュリティエキスパートチーム
Sysdigについて
Sysdigは、オープンイノベーション、エージェント型AI、そして妥協なきランタイムの真実を通じて、あるべき姿のクラウドセキュリティを提供します。死角とブラックボックスに満ちた世界において、Sysdigはセキュリティチームと開発チームが脅威をリアルタイムで予防・検知・対応できるよう支援します。
Sysdigは、業界で最も深いランタイムインテリジェンスを基盤に、AI活用が進んでいる組織にも、これから始める組織にも、それぞれの段階に合った形で応えます。選択肢は、完全に統合された生成AIアシスタントから、AIコーディングエージェントの中で直接動作する「Sysdig Headless Cloud Security」まで揃っています。セキュリティを画一的なダッシュボードの中に閉じ込めることなく、チームが使い慣れたツールの中で、自分たちのやり方のまま実行できるようにします。FalcoおよびWiresharkの開発者によって創業されたSysdigは、Fortune 500企業の60%以上から信頼を獲得し、妥協を許さない組織のために構築されています。Sysdigは米国カリフォルニア州に本社を置き、日本ではLINEヤフー、NTTドコモ、スクウェア・エニックス、みんなの銀行/ゼロバンク・デザインファクトリー、ログラスをはじめ有数の企業に採用されています。 日本法人はSysdig Japan合同会社
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