
アプリ内広告品質管理ソリューション「AppHarbr」は、モバイルアプリに配信されるギャンブル広告への対応についてまとめた最新ガイドを公開しました。
近年、プログラマティック広告の普及により、本来表示を避けるべきアプリにもオンラインカジノやスポーツベッティング、ソーシャルカジノなどの広告が配信されるケースが増えています。
今回公開したガイドでは、広告カテゴリによる従来のフィルタリングだけでは防ぎきれない理由と、アプリ事業者が講じるべき広告品質管理のポイントについて解説しています。
広告カテゴリ設定だけでは防げないケースも
多くの広告ネットワークやメディエーションプラットフォームでは、「ギャンブル」「ベッティング」などの広告カテゴリを除外する機能が提供されています。しかし実際には、広告主がキャンペーンを「ゲーム」「エンターテインメント」「スポーツ」など別のカテゴリで登録した場合、本来ブロックされるべき広告がフィルターをすり抜けるケースがあります。
AppHarbrによると、無料で遊べるソーシャルカジノゲームやファンタジースポーツ、スキルゲームなどは、ギャンブル広告として正しく分類されず配信されることもあり、特にファミリー向けアプリや子ども向けアプリでは大きなリスクとなります。
AppHarbrの調査で見えた実態
AppHarbrが公開した「Ad Quality Index」(英語版) (過去リリース URL) では、500のアプリ、45以上の広告ネットワーク、250億件以上の広告配信を分析しました。その結果、
- ゲームアプリでは33件に1件がギャンブルまたはベッティング関連広告
- 非ゲームアプリでは18件に1件がギャンブル関連広告
という結果が確認されています。
これらの広告は広告カテゴリだけでは十分に制御できず、広告クリエイティブそのものを解析する仕組みが重要になるとしています。
アプリ事業者自身が責任を負うケースも
Google Playでは、アプリ内に表示される広告もアプリの一部として扱われます。そのため、広告ネットワーク経由で配信された広告であっても、不適切なギャンブル広告が表示された場合には、アプリ事業者がポリシー違反の対象となる可能性があります。
また、子ども向けアプリやファミリー向けアプリでは、ギャンブル広告の表示は禁止されており、地域によっては年齢制限やライセンスなど各国・各地域の法令への対応も求められます。
広告品質管理によるリスク低減
AppHarbrでは、広告ネットワークが設定したカテゴリではなく、広告クリエイティブや遷移先の内容をリアルタイムで解析することで、実際にギャンブル関連コンテンツを含む広告かどうかを判定します。さらに、
- ギャンブル広告をすべてブロックする
- 特定のスポンサーのみ表示を許可する
- 国や地域ごとに異なるルールを適用する
といった柔軟な制御にも対応しており、複数の広告ネットワークを利用するアプリでも一元的な広告品質管理を実現します。
AppHarbrのコメント
AppHarbrでは、ギャンブル広告への対応は単なる広告カテゴリ設定ではなく、アプリのブランド価値やユーザー保護、コンプライアンスを支える重要な取り組みであると考えています。広告配信経路が複雑化するなか、広告主による自己申告カテゴリだけに依存した運用では十分な管理が難しくなっています。今回公開したガイドを通じて、日本国内のアプリ事業者が広告品質管理の重要性を理解し、安心して広告収益化を行うための参考となることを期待しています。
今回のガイド全文(日本語版)はAppHarbr JP Webサイトで公開予定になります。
関連資料(英語)
Gambling Ads in Mobile Apps: Why Standard Filters Fail and How to Take Control
https://appharbr.com/gambling-ad-compliance-mobile-apps/
AppHarbrについて
AppHarbrは、アプリ内広告の品質管理プラットフォームです。広告クリエイティブやランディングページをリアルタイムで解析し、マルバタイジング、ギャンブル広告、ブランドなりすまし、誤認を招くUI、不正リダイレクトなどを検知・制御します。広告枠を維持したまま安全な広告へ置き換えることで、ユーザー体験の向上と広告収益の最大化を支援しています。
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