HP、AMD、ノベル、仮想化技術で協業。従量課金や構築などにコスト削減の新サービスを提供へ
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今回の協業によりHPでは、AMDサーバ向けプロセッサ「Opteronプロセッサ」を搭載したHPのブレードサーバ「HP ProLiant」ファミリと、ノベルのサーバ用OS「Novell SUSE Linux Enterprise Server 9」、そしてヴイエムウェアの「VMWare」やオープンソースの「Xen」といった仮想化ソフトウェアを組み合わせた仮想化ITインフラをパッケージにした従量課金サービスやシステム構築サービスを、27日から提供開始する。
「ペイ・パー・ユース・サービス」と呼ばれる従量課金型のサービスは、ハードウェアのみならずSUSE LinuxやVMwareといったソフトウェアまで範囲を拡張し、OSや仮想化エンジンを含めたトータルの料金体系となる。また、それと並行して、先用後利型の「インスタント・キャパシティ・サービス」も提供される。こちらは「富山の置き薬方式」(上原氏)で、あらかじめブレードサーバを一定数導入しておき、必要に応じて使用(通電)した分だけ課金するというモデルだ。HPでは、これらの新サービスで、2CPUのブレードサーバ8台+SUSE Linux+VMwareの組み合わせが初期導入費用不要となり、従来課金モデル(製品定価ベース、5年リース)と比べて、月々85分の1にコスト削減可能だとしている。
また、構築サービスも2種類用意される。「Virtualization Optimized Startup Service」は、要件定義、サイジング設計、既存環境の仮想化への移行作業を含むコンサルティングサービスで1台65万円から。「VNwareスタートアップサービス」は、ヒアリングシートにそった仮想環境のインストールサービスで、1台38万円からとなっている。
なお、今回の取り組みと同時に、仮想化ITインフラの検証センターをHPの天王州本社内に設立するという。
《竹内充彦》
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