【スピード速報】《近畿特集》滋賀・和歌山・奈良は全国並だが京阪神と三重は低速
ブロードバンド
その他
注目記事
-
瑞原明奈選手や伊達朱里紗選手がアクリルスタンドプレゼント(PR))
-
【スピード速報】FTTHの集合住宅タイプはやはり一戸建てタイプよりやや遅い
-
【スピード速報】《中国地方特集》広島の6割以上が光、山口ではADSLが健在

今回は2007年4月17日〜4月23日の測定データを用いて、最新の手法によりIPアドレス等を用いた発信地解析を行い、近畿地方からのデータについて回線種別ごとのダウンロードの平均速度(ダウン速度)、アップロードの平均速度(アップ速度)を算出した。この統計では、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県(以上、都道府県コード順)の2府5県を近畿地方とした。
図を見ての通り、全回線におけるダウン速度では滋賀、アップ速度では和歌山がトップとなった。光ファイバ(FTTH)に限っても同様で、アップ速度については滋賀、和歌山に奈良が肉薄している。
しかし、驚くべきことに、ほとんどの数字が全国平均を下回っている。上回っているのは、和歌山と滋賀の全回線におけるアップ速度のみであり、光ファイバにおける速度では、ダウン・アップ共に2府5県全てが全国平均に届かなかった。
特に三重と兵庫の全回線におけるダウン・アップ速度は全国平均を大きく下回っており、京都と大阪の2府もダウン速度の遅さが目立っている。京阪神の大都市圏と、京阪奈の研究都市圏を有する地域であり、首都圏と同等の回線スピードが求められていると思っていたが、予想外の数字としかいいようがない。
なお、三重と兵庫については、測定データに占める光ファイバの割合が低く、特に三重は23%しかない。よって、今後、光ファイバの普及によって違う傾向が見えてくるかもしれない。しかし、すでに光ファイバの割合が高い京都と大阪の2府については、根本的な速度改善策が必要なのではなかろうか。今後の動向に注目したい。
《平野正喜》
特集
この記事の写真
/