アセロス、ギガビット対応イーサネットチップ2種を発表〜PCや家電に高速ネット機能の搭載を促進
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「AR8121」は、PCI Expressをサポートするパソコン向けの超小型・低電力なギガビット・イーサネット(GbE)コントローラ。 36mm2の48ピンQFN(Quad Flat Non-leaded)パッケージを採用し、業界最少の外付け部品点数を実現することで、競合製品と比較して2分の1以下の大きさになったとのこと。また独自の節電技術などにより、消費電力を大幅に削減し、たとえばノートパソコンの場合、GbEへの接続は700mW以下でも可能となる。米環境保護庁(EPA)の「Energy Star 4.0」の仕様にも対応する。
「AR8316」は6ポートまで搭載可能な家庭用ネットワーク機器および家電向けのGbEスイッチとなる。物理層の消費電力を3W以下に抑制することで、費用対効果の高い176ピンLQFP(Low-profile Quad Flat Package)パッケージの採用が可能となり、スイッチのコストを大幅に削減した。また入力および出力のレート制限や、IPv4 IGMP(Internet Group Management Protocol)およびIPv6 MLD(Multicast Listener Discovery)により、ストリーミングや帯域を多用するIPマルチキャストの性能を向上させた。さらに、ユーザやグループごとにネットワークの切り分けを行うバーチャルLANをサポートする。
両チップとも現在サンプル出荷中で、量産出荷は2008年第1四半期となる。
《冨岡晶》
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