航空分野向けに64KB大容量FRAMを搭載したRFIDタグ〜富士通が世界で初めて開発
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UHF帯RFIDの国際標準規格であるEPCglobal Class1 Generation2規格や、品質の要求が厳しい航空機部品に適用されるSAE AS5678規格に準拠するとともに、国ごとに異なる認可周波数帯に対応する。
近年、航空分野においては、メンテナンス精度を高めるため、徹底した部品管理の取り組みが行われており、、管理に使用されるRFIDタグに対しては、従来の製品識別コードを格納するための数百ビットや数キロバイト程度のメモリでは足りなくなっていた。今回、航空機の部品・整備情報を格納するために必要な大容量FRAMを搭載したことで、国や企業をまたがってやり取りされる航空機の大量な部品・整備情報のトレースが可能となり、高品質な航空機メンテナンスが可能とのこと。
サイズは2×1インチ(W:50.8mm, D:25.4mm, H:6.22mm)で重量13.6g。対応周波数帯は860〜960MHzとなる。販売開始は、2008年度第1四半期を予定している。
今後富士通は、航空分野のみならず、さまざまな業種、業務、活用シーンに向けて、すでに提供しているUHF帯RFIDタグ製品、リーダ・ライタやミドルウェアなどへの対応を含めたトータルソリューションとして提供する予定。
《冨岡晶》
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