世界初128GBのSSDやワイヤレスWAN搭載モデル——東芝、ノートPCに新たなラインアップ

　東芝は17日、軽量で堅牢なモバイルノートPC「dynabook SS RX1シリーズ」に128GBフラッシュメモリやKDDI CDMA 1X WIN対応ワイヤレスWANを搭載した新モデルを追加すると発表した。3月下旬から順次発売する。

　同シリーズは、「true mobility」をコンセプトに薄型・軽量ボディと長時間駆動を実現したモバイルノートPC。新モデルでは、従来の64GBから2倍になった128GBフラッシュメモリドライブを世界で初めて搭載。64GBとほぼ変わらない価格で2倍の保存領域を実現した。ヘッド構造のHDDよりも振動や衝撃に強く、OSやアプリケーションなどは約2倍のスピードで高速起動する。

　また、モバイルでの常時接続を実現するためKDDIと協業し、KDDI CDMA 1X WIN対応ワイヤレスWAN搭載モデルを用意。PHS通信よりも3〜5倍高速で、エリアもほぼ全国をカバー。プロバイダを自由に選べ、月額5,985円の定額で高速モバイル通信を利用することができる。

　店頭販売モデルは、128GBフラッシュメモリ搭載の「RX1/TAE」とワイヤレスWAN搭載の「RX1/T8EG」「RX1/T7EG」が用意される。4月中旬の発売予定。価格はオープンで、実売予想価格はRX1/T7EGが270,000円前後から。

●RX1/TAE
CPU：超低電圧版Core 2 Duo U7600（1.2GHz）
チップセット：モバイルインテル 945GMS Express
メモリ：2GB（最大2GB）
ディスプレイ：12.1型ワイド半透過型TFTカラー液晶
光学ドライブ：DVDスーパーマルチドライブ。
ワイヤレスWANは非搭載

●RX1/T8EG
CPU：超低電圧版Core 2 Duo U7600（1.2GHz）
HDD：80GB
チップセット：モバイルインテル 945GMS Express
メモリ：2GB（最大2GB）
ディスプレイ：12.1型ワイド半透過型TFTカラー液晶
光学ドライブ：DVDスーパーマルチドライブ
Office Personal 2007 with Power Point 2007をプリインストール

●RX1/T7EG
CPU：超低電圧版Core 2 Duo U7600（1.2GHz）
HDD：80GB
チップセット：モバイルインテル 945GMS Express
メモリ：2GB（最大2GB）
ディスプレイ：12.1型ワイド半透過型TFTカラー液晶
光学ドライブ：DVDスーパーマルチドライブ

　直販サイト専用モデルは、128GBフラッシュメモリ搭載の「RX1/W9E」とワイヤレスWAN搭載の「RX1/W7EG」を用意する。両モデルでOffice Personal 2007 with Power Point 2007の選択が可能。3月下旬の発売予定で、価格はRX1/W7EGが292,800円から。

●RX1/W9E
CPU：超低電圧版Core 2 Duo U7700（1.33GHz）
チップセット：モバイルインテル 945GMS Express
メモリ：2GB（最大2GB）
ディスプレイ：12.1型ワイド半透過型TFTカラー液晶
光学ドライブ：DVDスーパーマルチドライブ
ワイヤレスWANは非搭載

●RX1/W7EG
CPU：超低電圧版Core 2 Duo U7700（1.33GHz）
HDD：120GB
チップセット：モバイルインテル 945GMS Express
メモリ：2GB（最大2GB）
ディスプレイ：12.1型ワイド半透過型TFTカラー液晶
光学ドライブ：DVDスーパーマルチドライブ

　企業向けカスタムメイドモデルは、DVDスーパーマルチドライブ搭載の「RX1/TE120E/2W」と光学ドライブ非搭載の「RX1/SE120E/2W」が用意される。128GBフラッシュメモリ搭載モデルかワイヤレスWAN搭載モデルのどちらかを選ぶことになり、ワイヤレスWAN搭載モデルのHDDは120GBか80GBを選択、128GBフラッシュメモリ搭載モデルにはワイヤレスWANが非搭載となる。また、両モデルでOffice Personal 2007やPower Point 2007の選択が可能だ。4月中旬の発売予定で、価格はRX1/SE120E/2W（ワイヤレスWAN搭載モデル）が345,660円から。

●基本設定
CPU：超低電圧版Core 2 Duo U7600（1.2GHz）
チップセット：モバイルインテル 945GMS Express
メモリ：1GB（最大2GB）
ディスプレイ：12.1型ワイド半透過型TFTカラー液晶