【スピード速報】CATVキャリアの51%は平均10Mbps以下、高速グループと低速グループが固定化?
ブロードバンド
その他
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
【スピード速報】四国4県はそれぞれ個性的、高速域は徳島県、低速域は愛媛県
-
【スピード速報】こどもの日の未明がダウンロード最速、なんと47Mbpsオーバー!

今回は昨年の既報「CATV速度ランキングでは厚木伊勢原がダントツ、追う南東京、日野、豊橋」のフォローを兼ねて、CATVインターネット各社(局)の速度帯分布を分析する。2008年5月13日〜19日の測定データのうち、CATVインターネットユーザがキャリア名を明記していたデータを用いて、各社(局)の平均ダウンロード速度(ダウン速度)を算出し、2.5Mbps幅の速度帯ごとの会社(局)数を算出した。
なお、この期間の対象データには213社(局)分が含まれている。
図を見ての通り、最高はジェイコム関東(J:COMせたまち、旧小田急ケーブルビジョン)(東京都&神奈川県の62Mbpsで、57Mbpsで2位の厚木伊勢原ケーブルネットワーク(神奈川県厚木市)、54Mbpsで3位の豊島ケーブルネットワーク(東京都豊島区)、53Mbpsで4位のジェイコム関東(J:COM板橋)(東京都板橋区)までが50Mbpsを超えている。これに対して、全体の51%にあたる108社(局)のダウン速度が10Mbps未満であった。しかも、このうち7社(局)は1Mbpsにすら届かない低速になっている。上位4社(局)のカバーエリアは全て関東だが、1Mbps未満の7社(局)のカバーエリアは関東、近畿、九州とバラバラであり、今回の結果からは低速側の地域性は認められない。
なお、既報「JCOMグループは西高東低? ダウン速度トップは北摂、アップ速度は宝塚・川西」ではジェイコムウエストの2局が上位を占めていたが、今回は同じジェイコムグループでも関東の2局が上位に立っている。
次に、今回のグラフを大づかみすると、25Mbps以上と未満で高速グループと低速グループに分割されていることがわかる。高速グループは30Mbps付近をピークとするなだらかな山になっており、低速グループは2.5〜5Mbpsと15Mbps付近に2つのピークがある。この形状は、高速グループと低速グループの成員が固定化している可能性を示しており、FTTHやDSLに比べるとキャリアの選択や変更が難しいCATVインターネットの特質を現しているのではなかろうか。
今後、この2分割状態がより鮮明になっていくのが、それとも1つの山に集約していくのか注目したい。
《平野正喜》
特集
この記事の写真
/
関連リンク
関連ニュース
-
【スピード速報】四国4県はそれぞれ個性的、高速域は徳島県、低速域は愛媛県
ブロードバンド -
【スピード速報】こどもの日の未明がダウンロード最速、なんと47Mbpsオーバー!
ブロードバンド -
【スピード速報】千葉が栃木をおさえてアップロード速度No.1! 静岡が3位に、東京は4位に沈む
ブロードバンド -
【スピード速報】栃木が東京を抜いてダウンロード速度No.1! 沖縄・九州・中国地方の低速は変わらず
ブロードバンド -
【スピード速報】速度域で住み分けるOCNとSoftbankBB——中速域のOCN、低・高速域のSoftbankBB
ブロードバンド -
【スピード速報】ビッグローブの「団塊速」は25〜40Mbpsだがその上にもピークが
ブロードバンド -
【スピード速報】ドメイン名別ランキング:シェアトップはocn.ne.jp、速度トップはpoint.ne.jp
ブロードバンド -
【スピード速報】ビック東海の2つのサービスの速度傾向を合わせると現れる「中央の山」
ブロードバンド -
【スピード速報】首都圏と地方のアップ速度差が縮み、速度パターンも似てきた
ブロードバンド