ソニーほか15社、あらたな近接無線転送技術「TransferJet」のコンソーシアム設立〜相互接続仕様を確立 | RBB TODAY

ソニーほか15社、あらたな近接無線転送技術「TransferJet」のコンソーシアム設立〜相互接続仕様を確立

エンタープライズ その他
近接無線転送技術「TransferJet」
近接無線転送技術「TransferJet」 全 3 枚
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 ソニー、キヤノン、Eastman Kodak Company、日立製作所、日本ビクター、KDDI、ケンウッド、松下電器産業、ニコン、オリンパスイメージング、パイオニア、SAMSUNG ELECTRONICS CO., LTD.、セイコーエプソン、Sony Ericsson Mobile Communications、東芝の計15社は17日、あらたな近接無線転送技術「TransferJet」(トランスファージェット) の相互接続仕様の確立に向けたコンソーシアムを設立することで合意した。

 「TransferJet」は、560Mbpsの高速データ転送が可能な無線技術。従来の無線技術の課題であった複雑な接続設定や不安定なデータの転送状態といった課題を解決し、通信したい機器同士を直接かざすだけで通信を行うという、直感的なインターフェースを採用。たとえば、デジタルカメラを直接TVにかざすだけで静止画を画面に映し出したり、携帯電話をオーディオ機器に直接かざして音楽ファイルを転送するなど、今後は高精細な映像コンテンツや音楽ファイルの高速データ転送で普及すると見られている。

 「TransferJet Consortium」は、この技術の採用を広く業界に働きかけ、TransferJetを適用した製品・サービスの開発・普及・促進を目指すもの。搭載機器の相互接続性を確保するための規格・ガイドラインの策定、ライセンススキームの確立、ロゴマークの運営管理等を行いながら、TransferJetの利点を業界やユーザに伝えていく広報活動などを行っていく予定だ。

《冨岡晶》

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