村井純のWIDEプロジェクト、Winny無罪判決を支持
エンタープライズ
その他
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
かんぽ生命保険、13,574名分の顧客情報が流出
-
【IT資格を考える(Vol.2)】セキュリティスペシャリストへの基礎資格「CCNA Security」

WIDEプロジェクトは、インターネット関連技術の実践的な研究開発を行う研究コンソーシアム。慶應義塾大学環境情報学部長の村井純氏が代表を務めており、1988年に活動を開始以来、100社を超える企業組織および40大学などと幅広い分野で共同研究を行っている。
今回の声明は、Winnyを開発・公開したことで著作権法違反幇助の罪に問われていた金子勇氏(元東京大学助手)に対して、10月8日に大阪高等裁判所が逆転無罪を言い渡したことを受けてのもの。WIDEプロジェクトでは、まず「この判決を、妥当なものとして支持」すると声明。「技術者が社会的な責任を果たすためには、自らが開発した技術を改良する環境が必要です。そして、より根本的には、既存の技術や、それにより制約を受けている現行の社会制度を理解し、その上であらたな技術的解決策を提案できる環境が重要です」と、環境作りの重要性を強調。そのうえで「技術者が、中立的な技術を開発した結果として逮捕され、その改善やあらたな貢献が束縛されるような社会は、本当の意味で安心で安全な社会であるとは言えません。そのような逮捕は、安心・安全社会の基礎である、思考と探求に対する脅威となります」と、今回の逮捕がそもそも不当であるという見方を示している。
なお、この文章は、「On the Judgement by Osaka High Court for the Developer of Winny and on Social and Moral Obligations of Engineers」のタイトルで、英文もすでにWIDEサイトで公開中となっている。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/
関連リンク
関連ニュース
-
かんぽ生命保険、13,574名分の顧客情報が流出
ブロードバンド -
【IT資格を考える(Vol.2)】セキュリティスペシャリストへの基礎資格「CCNA Security」
エンタープライズ -
あなたのPCを乗っ取る“ブラウザ・ハイジャッカー”とは? 〜8月のウイルス・不正アクセス状況【IPA】
エンタープライズ -
「ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会」がWebサイトを新設 〜 JASRAC、ACCSなどで構成
エンタープライズ -
「知っていますか?"ゼロデイ攻撃"」 〜7月のウイルス・不正アクセスの届出状況発表とともに、IPAが注意喚起
エンタープライズ -
「私はWinny使ったことありません!」就職活動にも使える、検査証を発行するツールが登場
エンタープライズ -
トレンドマイクロ、法人向けセキュリティ「侵入防御ファイアウォール1.1」「Trend Micro Mobile Security 5.1」発売
エンタープライズ -
【富士通フォーラム(Vol.10)】環境にもコストにも優しいセキュアなクライアントPC
エンタープライズ -
利用端末制限が可能な指紋認証機能付きUSBフラッシュメモリ
IT・デジタル -
NTTぷらら、フィルタリングサービス「ネットバリアベーシック」の提供対象を拡大
エンタープライズ -
【インタビュー】単なるISPではなくBSPとして生まれ変わる——NTTぷらら代表取締役社長 板東浩二氏
ブロードバンド -
ディアイティ、「ファイル流出監視サービス」がShareにも対応 〜 ファイル流出を監視
エンタープライズ -
サイトロック、 PC資産管理とセキュリティ監視のSaaS型サービスを販売開始
エンタープライズ -
Winny・LimeWire/Cabosが微減するも、Shareが拡大〜ネットエージェント調べ
エンタープライズ -
【「エンジニア生活」・技術人 Vol.18】ネットワークをワンボックスで守る——フォーティネットジャパン・宮西一範氏
ブロードバンド