日立、「HiRDB Version 9」を販売開始 〜 インメモリデータ処理により最大約30倍の大幅性能向上 | RBB TODAY

日立、「HiRDB Version 9」を販売開始 〜 インメモリデータ処理により最大約30倍の大幅性能向上

エンタープライズ その他
 日立製作所は24日、ノンストップデータベースの最新版となる「HiRDB Version 9」を発表した。25日から販売を開始する。出荷は4月28日より。
 日立製作所は24日、ノンストップデータベースの最新版となる「HiRDB Version 9」を発表した。25日から販売を開始する。出荷は4月28日より。 全 1 枚
/
拡大写真
 日立製作所は24日、ノンストップデータベースの最新版となる「HiRDB Version 9」を発表した。25日から販売を開始する。出荷は4月28日より。

 「HiRDB Version 9」は、基幹システム分野で高信頼なリレーショナルDB管理ソフトウェアとして実績のある「HiRDB」に、あらたにインメモリ技術を融合して大幅に性能向上させたのが特徴。DBエンジン製品の「HiRDB Server」およびDBサーバオプション製品の「HiRDB Accelerator」でインメモリ処理をあらたにサポートすることで、インターネットオークションシステムなど、商品情報テーブル(データ群)に対する高頻度なDBアクセスが集中するような運用でのDB処理性能を、既存製品に比べて約3倍〜約30倍に向上させた。また、インメモリDBと従来型のディスクDBとの併用が可能で、たとえば商品情報テーブルなど短期間に高頻度なアクセスが集中するようなDBのテーブルはメモリ上で処理し、各種の処理履歴情報など、DBアクセスが高頻度になりにくいテーブルはディスクDB上で処理するなど、業務やシステム運用に応じた柔軟な使い分けが可能。

 また先端技術であるストリームデータ処理を採用し、業務アプリケーションからのDBアクセス情報の収集、分析、可視化までを自動的に行い、性能上のネックとなる兆候をいち早く検知可能とする「HiRDB RealTime Monitor」をあらたに製品化した。リアルタイム稼働分析機能で性能上のネックとなる可能性のあるSQLを早期に検知することで、性能問題が顕在化する前のDBチューニングやDBキャッシュの拡張などの事前対処を可能とし、確実で効率的なDB性能最適化を支援する。

 今後、稼働中にサービスを停止せずDBサーバの追加を可能とする機能や、これまで移行が困難であったメインフレームの構造型DBからのストレート移行を実現する機能などの強化拡充もはかり、日立のクラウドソリューション「Harmonious Cloud」におけるDB基盤を担う製品として位置付けられる予定。データベースサーバ製品の「HiRDB Server」が税込1,890,000円〜。メモリDBを融合させたハイブリット構成により処理性能向上を実現するサーバオプション製品「HiRDB Accelerator」が945,000円〜。データベースの負荷状況をリアルタイムに分析する「HiRDB RealTime Monitor」が630,000円〜。

《冨岡晶》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース