国内iDCネットワークインフラストラクチャ市場、成長要因は集約傾向と需要シフト……IDC調べ
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国内データセンターネットワークインフラストラクチャ市場は、2009年は企業の投資抑制の影響を受けて売上が減少したが、2010年はプラス成長に転換、2010年の市場規模は、前年比3.6%増の426億5,500万円と予測された。IDCでは、企業の投資抑制の緩和にともなうITシステムの構築や更新需要の回復に合わせて、データセンターネットワークインフラストラクチャの新規構築もしくは更新が進むとみており、中長期的にも市場拡大を続けると予測した。
2009年~2014年の年間平均成長率(CAGR:CompoundAnnual Growth Rate)は5.2%で推移し、2014年には530億円に達する見込み。企業のITインフラストラクチャが、データセンターへと集約される継続的傾向が成長の基礎となり、出荷台数の増加と、高速化/高性能機器への需要シフトによって市場は拡大するとIDCでは予測した。市場拡大が予測されるデータセンターネットワークインフラストラクチャ市場においては、ポート利用率の向上や低消費電力化などのリソースの効率化、ネットワークの複雑性を可能な限り排除して運用管理性を高めること、さらには仮想化サーバ環境で生じる課題に対処することが、今後求められるとのこと。
《冨岡晶》
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