NEC、“セキュリティ機能搭載QRコード”を活用したSaaS型電子チケット発行サービスを国内初発売
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「SQRC」は、見た目は通常のQRコードとまったく変わりがないコードだが、許可された特定の専用リーダでなければ読み取れない。これにより強固な個人情報保護とQRコードの偽造防止を実現している。今回NECは国内で初めて、SQRCを用いた電子チケットを発行し、利用者の携帯端末等に配信、利用時の本人認証や入場実績管理といった一連のシステム機能をクラウドサービスで提供する。
チケットデータ(予約情報・座席情報など)をクラウド上のシステムに登録、SQRCを用いた電子チケットを発行する。また、利用者は指定されたURLにアクセスすることで、電子チケットを携帯端末に表示できる。入場時には、携帯端末に表示された電子チケットを入場端末の専用リーダにかざすことで、チケットの正当性を判断し、瞬時に入場の可否を判別できる。利用者向けに表示する電子チケット画面や入場端末から出力される半券レシートのレイアウト等、「Qkeysチケット」で提供している標準機能を利用することにより、最短2週間で電子チケット入場管理業務が実現可能。また電子チケット内に入場(認証)に必要な性別や年齢などのデータを格納し、サーバシステムとの接続なしで照合などを可能とした。
NECは2010年7月、SaaS型SQRC生成サービス「Qkeys」を発売。今回発売の「Qkeysチケット」はさらに、このSQRCを用いた電子チケットの発行から利用時の認証・入場実績管理までトータル機能を提供するサービスとして拡大したものとなっている。
「Qkeysチケット」は先行的にエンタテインメントプラス(イープラス)での採用が決定しており、8月20日から9月19日までの間に催されるMr.Childrenのスタジアムツアーで活用される。NECは「Qkeysチケット」について、興行界のみならずさまざまな業界・業種における電子チケット/入場証として積極的に提案し、今後3年間で100社の導入を目指す。
《冨岡晶》
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