【インタビュー】STBを導入できない世帯のフォローもケーブル局の大切な役目……ひまわりネットワーク
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準グランプリ受賞について、ひまわりネットワーク コンシューマ営業部 係長 川澄一仁氏に聞いた。
――チラシ部門で1位を獲得し、プロモーション大賞では準グランプリを受賞されたわけですが、受賞したチラシのコンセプトについて教えてください。
川澄氏:ありがとうございます。コンセプトは、とにかくデジアナ変換というサービスを「わかりやすく」伝えるということでした。テレビは地デジ化されるけど、ケーブルは関係ないと思っていたらデジタル化をしないとダメらしい、といった混乱をどう解決してもらえるか。字を大きくしたり、サポートの電話番号を見やすい位置に表示したり。
――ひまわりネットワークでは、多チャンネルSTBよりもデジアナ変換を推す理由などがあったのですか。
川澄氏:特別そのようなニーズや事情があったというわけではありません。基本はあくまでSTBによるデジタル多チャンネル化を勧めたいと思っていますが、やはり高齢者などどうしてもデジタル対応が遅れ気味な世帯のフォローは必要だと考えています。とくにデジタル化されても、アナログテレビを捨てないで活用できる点は、世帯によっては必要な選択肢ですし、2台目以降のテレビにアナログテレビを利用するというニーズもありましたから。
――デジアナ変換は、付加サービスとして必要なサービスであり、一定のニーズもあるものということですか。
川澄氏:そうですね。地域のケーブル局としては年配層や高齢者世帯のフォローも大切な役目ですので、STBを売りたいから、というだけの展開はできませんよね。このチラシは1年ちょっと前に作ったものですが、長期的にサービスの切り替えや説明に使えるように作っています。2015年までの年表を入れたりして、移行の流れやスケジュールもわかりやすくしています。
――もとのチラシは投げ込み用として作っていますよね。
川澄氏:はい。エリア14万世帯に向けて定期的に配布するものです。ただ、個別案内などへの展開お考えて、パンフレットとしてA4サイズのものも作成して活用しています。個別営業などして驚いたのは、投げ込みチラシなのにみなさん保存してあるんですよね。必要な情報をわかりやすく説明しているのと、年表などが参考になるとのことで、デジタル化を考える中でとっている世帯が少なくありませんでした。
――効果はあったということですか。
川澄氏:長期的にはアナログテレビは市場からもなくなっていきますから、デジタル化は避けられないのですが、その間、高齢者の支援や2台目以降にアナログテレビを活用したいという世帯には喜んでもらっていると思います。
――今後はそのような世帯をどのようにフォローしていく予定ですか。
川澄氏:すぐにデジタル化できない層やアナログテレビを使いたいというニーズに応えながら、世帯ごとの都合にあわせてSTBを導入してもらえればと思っています。そのために、2台目以降は500円で契約可能なメニューなど用意して、フォローアップできればと思っています。
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