2011年第4四半期の世界パソコン出荷は1.4%減、レノボ、アップルは急成長
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レポートでパソコン市場は厳しい状況であることが浮き彫りになった。とくにアメリカ市場では前年比5.9%も出荷台数が落ち込んでいる。原因として、不況による需要減に加えて、タイの洪水によるHDDの供給不足も影響した。
世界市場でシェアがトップだったのは16%を獲得したヒューレット・パッカード(hp)だが、その出荷台数は前年比16.2%も低下した。世界トップ5のうちシェアを伸ばしたのは14%で2位のレノボ(Lenovo)、シェア6%で5位のアスース(ASUS)だけだ。
アップルの業績が注目されるアメリカ市場に限ると、1位は世界市場でも1位のヒューレット・パッカード、2位は世界市場3位のデル、そして3位にアップルがシェア11.6%で入っている。上位2社が出荷台数を大幅に減らしたのと対照的にアップルの出荷台数は前年比20.7%も増えた。ただし、その出荷台数207万台は2位デル(Dell)の402万台の半分強と、まだ大きな差がある。
2012年もタイの洪水による部品の供給不足の影響は続くと予想されており、出荷台数の伸び悩みはしばらく回復しないようだ。
《山田 正昭》
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