【ビデオニュース】「基地局の最適配置により局地的な圏外エリアをなくす」……KDDI執行役員 西山治男氏
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3Gの通信品質向上への取り組みについては、技術統括本部副統括本部長で執行役員の西山治男氏が説明した。総務省の方針による800MHz帯の区画整理について触れ、「周波数の再編が必要だということで、当社では国家事業のひとつとして2006年から取り組んできた。2GHz帯と新しい800MHz帯とのマルチバンドでも品質を向上させ問題なく使っていただくため、インフラの基本的な構築は2011年度に完了している」と述べる。
旧800MHz帯は2012年7月をもって停波し、新800MHz帯(と2GHz帯とのマルチバンド)に移行するが、これにともない基地局は2.6倍に増え、エリアカバーは20%アップしたという。これまで圏外であった山間部の観光地などもカバーできるようになった。
また、都心部でのエリア補完について西山氏は、「単純に基地局を増やしていけばつながりやすいネットワークができるというわけではない」と前置きしたうえで、「いかに基地局を最適配置していくかがキモ。路地裏やビル影をどうやってエリア化するか。今は3Dマップやシミュレーションといった高度なツールを使い、エリア設計をして作り上げている」と“つながるau”に自信を示す。
また、800MHzと2GHzというバンド間で行き交う際のハンドオーバーについては、利便を損なわないように端末とインフラ間でチューニングをおこなう。この結果、KDDIによる実測値では、つながりやすさは最大で10%程度改善する例もみられるなどの好結果が得られたという。
《RBB TODAY》
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