急拡大する「モバイルワークスタイル」、満足者は7割以上……シトリックス調べ
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シトリックス・システムズ・ジャパンは17日、「ビジネスパーソンの『モバイルワークスタイル』に関する意識調査」の結果を発表した。東京、千葉、神奈川、埼玉における、従業員30人以上の企業に勤務する20代~50代の男女が対象で、最大有効回答数は2064人。
まず「モバイルワークスタイル」を利用している人に、その満足度を尋ねると、7割以上が「満足」と回答した。その理由としては、「時間を有効に使える(78.4%)」「自分の仕事に集中できる(49.0%)」、「自分の好きな場所で仕事ができる(43.1%)」などがあげられた。なおモバイルワークスタイルの利用期間は、「2年以上」が67.2%となっており、震災以前からの利用者が全体の3分の2を超えていた。
一方「モバイルワークスタイル」制度が導入されていない人に、「モバイルワークスタイル」制度の導入について尋ねると、半数以上となる52.5%が「良いことだと思う」と高く評価した。特に、育児や介護で仕事に支障を感じている人ほど「モバイルワークスタイル」制度の導入希望が高かった。
「モバイルワークスタイル」という言葉や働き方に対する全体の認知は「昨年の東日本大震災以前から知っていた(40.8%)」人と「昨年の東日本大震災後に知った(8.7%)」人を合わせ、約半数。性別/年齢別では、20代および30代男女で「モバイルワークスタイル」を知っていた比率は、40代および50代に比べて低く、30代~50代男性の認知度がとくに高かった。
「モバイルワークスタイル」制度が導入されていない人に導入の賛否を聞いたところ、過半数の52.5%が「良いことだと思う」と回答。若年層ほど評価するスコアが高く、特に20代および30代女性で高評価だった。若年層ほど認知度は低いが、潜在的なニーズそのものは高いといえる。なお、昨年の震災時に、一時的な措置として「モバイルワークスタイル」制度を導入したものの、現在は廃止してしまったという企業も多い。しかし、廃止となってしまった人の84.4%が、「継続したほうが良い」と回答している。
《冨岡晶》
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