内田洋行、企業・社員のワークスタイル変革支援 「Change Working コンサルティング・サービス」を開始
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同社では、今年1月の「内田洋行新川第2オフィス」完成とともに、ワークスタイル変革の実践・実証を進めてきた。具体的には、オフィス移転前に、あるべき「働き方」の目標設定(4つの在るべき姿)、目標とする44のワークシーン、そのための344の変革促進施策を抽出し、5つの分科会で実施策を検討・推進、そして移転後も分科会活動を継続している。その結果、対象となる営業部門の時間生産性の向上や、知識共有の促進などの成果を着実に生み出し始めたとのこと。
たとえば、営業活動において事務処理業務の比率が低下し、顧客面談時間の比率が1.5倍(6 ヵ月平均)に上昇したほか、提案書の情報共有件数が1,180件(6ヵ月)となり、約50,000件(月間)の参照アクセスに至るなどの効果がみられたという。
こうした実証の成果をもとに、ワークスタイル変革のコンサルティングビジネスの立ち上げを加速するため、7月に内田洋行知的生産性研究所内に専門の「Change Working コンサルティングサービス・チーム」を設置。「内田洋行新川第2オフィス」でのワークスタイル変革の実践・実証と、独自の活動によって、企業と社員の「働き方」「働く場」を変革し、より生産性が高く躍動的な組織づくりを支援する「Change Working コンサルティング・サービス」のメニュー開発を進めてきたとのこと。同社では、「Change Working コンサルティング・サービス」を、オフィス事業の上流工程に位置付け、オフィスにおける顧客の課題解決につとめていくとしている。
「Change Working コンサルティング・サービス」の主なメニューは以下のとおり。
1)ワークスタイル診断
クライアント企業のワークスタイルを診断し、課題と変革による期待効果を明らかにする。
2)ワークスタイル・セッティング
変革目的・目標を明らかにし、変革促進施策を抽出する。合わせて、社員の参画を促すワークショップ等のプログラムの実施を支援する。
3)ワークスタイル・スパイラルアップ
移転・リノベーション等のイベント完了後や変革施策導入後の定着とスパイラルアップのため、導入効果測定と定着促進策の検討支援を行う。
4)ワークプレイス・プログラミング
ワークスタイル変革の舞台となるワークプレイスのコンセプト開発と設計要件定義を行う。
《白石 雄太》
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