サイバー攻撃レポートを偽装した標的型攻撃について考察
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この攻撃で利用されたメッセージでは、レポート記事を読むことを推奨する内容となっており、そのレポートと思わせるPDFファイルが添付されている。もちろん、このPDFファイルは不正なファイルであり、トレンドマイクロの製品では「TROJ_PIDIEF.EVF」として検出される。またトレンドラボでは、記者を標的にしたと思われる Mandiant社のレポートを利用した他の攻撃についての報告も受けている。同様の事例として、Javaのゼロデイ攻撃を挙げている。この際の不正プログラムは、脆弱性に対応するOracleが公開した修正プログラムを装っていた。同社では、ユーザは常に警戒を怠ることなく、標的にされる可能性があるという意識を持つことを知っておく必要があるとしている。
サイバー攻撃レポートを偽装した標的型攻撃について考察(トレンドマイクロ)
《吉澤亨史@ScanNetSecurity》
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